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himariの部屋


[31] 指輪
詩人:himari [投票][得票][編集]

右手の薬指には

貴方がくれた

指輪が光ってる

二人だけの

二人が繋がってる

って

証が欲しいよね

って

お揃いで

ネックレスを

つけて抱いて明けた朝

空はとても綺麗だった

私は知っていた

この人が

いなくなってしまう事を

新幹線のホーム

閉まるドア

「愛してる」

と呟いた

貴方の口も動いてた

それは

「さよなら」

だった

私は気付かぬふりをして
泣きながら笑って手をふった



貴方は


遠い 遠い所へ

いってしまったね


この指輪は

一生外さないよ


でももう何も意味を持たない指輪とネックレス

繋がってる

って

愛してるって

沢山言葉がつまっていたはずなのに


今は何も聞こえないよ



もうすぐ貴方がいなくなってから


一年が経つよ



きっと

生きてるって思ってるから


だから私は空を見上げるよ

きっと同じ空の下にいるって



いつか貴方を探しにいくよ


指輪に



もう一度言葉を刻んで

2009/02/11 (Wed)

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