詩人:春欄 | [投票][編集] |
窓から見える夜景がキレイ…
窓から見える粉雪がキレイ…
窓から見える小鳥が可愛い…
窓という額縁の中の 私の景色。
毎日、毎時間 変わる私の風景。
昨日まで黒かった家の屋根が 雪で今日は真っ白…
その白い屋根を 朝焼けと夕焼けはオレンジ色に変える…
変わらないのは私の心…
今日も窓枠の額縁の中に アナタを探してる…
変わらないのは私の思い…
窓際の花さえ 枯れてきてるのに、私の思いは 変わらない…
鮮やかなまま アナタを思ってる…
今日も ひたすらアナタを待っている…
外の景色は変わり続けてるけど 病室の中の景色は変わらない…
点滴という 鎖に繋がれて
ベッドのオリの中にいる
私の思いが変わらない…
私の思いが変えられない…
でも窓枠から見る景色は 私に関係無く
毎日 毎時間 変わり続けてる…
私のアナタへの想いが 変わるときが いつの日かはあるだろうか…
詩人:春欄 | [投票][編集] |
気づかせないで下さい。
この部屋が こんなに広い事を…
気づかせないで下さい。
この部屋が 静だった事を…
気づかせないで下さい。
独りだという事を…
寂しさを 気づかせないで下さい…
詩人:春欄 | [投票][編集] |
アナタの止まり木になりましょう
羽ばたいて、舞い上がって行くアナタを見上げてる…
アナタの止まり木になりましょう
色々な木の実をついばみ、色々な木で羽を休める、そんなアナタを待ち続ける…
アナタの止まり木になりましょう
アナタみたいに自由には飛べないけれど…
アナタみたいに色々な景色は見れないけれど…
雨に降られて 風に吹かれて…
一緒に濡れて 一緒に凍える…
アナタの止まり木になりましょう
アナタが帰って来るのを 待つ事しかできないけれど
枯れて萎びるまで…
アナタが別の止まり木を見つけるまで…
アナタの止まり木になりましょう
詩人:春欄 | [投票][編集] |
あなたの瞳に映るのは誰ですか…
私ですか?
身体で感じても 怖くて聞けない
言葉の抑揚に…
私の映らない瞳に…
冷めた心を感じても 怖くて聞けない…
あなたの瞳は正直過ぎて 私の心を切り裂いて抉り取る
あなたの瞳は正直過ぎて 私の傷を腐らせる
あなたはズルイね…
嘘つきだね
でも 私もズルイね…
あなたの瞳に映らない 自分を感じても…
隠して 今日も あなたに縋りつく…
私の瞳には あなた以外、映らないから…
ごめんなさい
もう少し このままで…
あと少しだけ…
私の瞳が 明日を感じれるまで…
あと少しだけ…
詩人:春欄 | [投票][編集] |
野生の本能どこにある?
お肉を横で食べても知らん顔・・
魚を食べ物と感知ぜず。
野生の本能どこにある?
夜行性なのにベッドで朝まで就寝・・
仰向けで熟睡。
ツツいてもヒゲを引っ張っても起きない・・
可愛い子猫からオヤジ顔のオヤジ体格に見事に成長。
オナラも結構クサイ。
猫、ネコ、猫
猫じゃらしのネズミには反応し、本物のネズミからは逃げる。
猫、ネコ、猫
私の膝は
アナタの座布団
詩人:春欄 | [投票][編集] |
ゆりかごに揺られて眠るように
羽毛に包まれて眠るように
あなたを護りたい
この手には何の力も無いけれど
私の心は届かないけれど
真綿にくるむように
傷つけないように護りたい
あなたの心の硝子を私が割ってしまった
あなたの心を私が凍らせてしまった
少しでも許されるなら
あなたの心を護りたい