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春欄の部屋


[33] 優しい嘘
詩人:春欄 [投票][得票][編集]

彼方の優しい嘘に気付いた時 胸の奥で 何かの潰れる音がした。

私は、嘘に気付かないフリをしながら 涙を溢さないように元気だと…楽しいと嘘をつく。

そして季節の終りが近いのを 肌で感じる…

続ける為の優しい嘘なら…私の為の優しい嘘なら…


でも彼方の優しい嘘は 彼女を守るための 優しい嘘ね。


私は彼方の為に 恋に飽きた嘘をつきましょう。


私の最後の嘘が 彼方にとって 優しいモノでありますように…

2007/10/30 (Tue)

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