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夢姫の部屋


[66] 暖かな冬
詩人:夢姫 [投票][編集]

白い息を吐きながら

髪の毛は強風に煽られぼさぼさ

君はしっかり僕の腕につかまって

「寒いね」ってしかめっ面

歩きずらいけど

君が僕にくっついてきてくれるから

寒いのも万更悪くはないかな


細い体を縮こまらせて

下向き下限でちょこちょこ歩きながら

僕に擦り寄って来る君

「寒いね」って言いながら

パーカーのポケットで暖めていた僕の手の中に

冷たい手を滑り込ませてくる

僕だって寒いのに

だけど冷たい手を握り返して暖めてあげる

「暖かい」って微笑む君

その笑顔が見れるだけで

寒いってのも万更悪くない



2004/02/19 (Thu)

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