言葉にしたいのに
なんでか出てこなくて

でも何か伝えたくて
言葉にならない出来損ないの文字の羅列
叫んでた

ここにいる意味とか
私が生まれた意味とか

難しいこと
考えてみるの

でもわからなくて
イライラして
叫びたくなるから

私は言葉に成れなかった意味のない文字を叫んでいる？


違う


でも誰も わかって くれないの
この文字の 意味が 伝わらないの
どうして

言葉に成れない私の心が
文字になって溢れるの

誰もしらない わかってくれない
もどかしくて

叫んでたのは意味のない文字の羅列じゃないんだよ
私の心が文字になって溢れてるの


これって何なのか
わからなくて わからなくて
わからないまま それはだんだんと
言葉に成って

消えていったの

なんで君だけ四本足で歩くのかな

なんで君だけ床でご飯を食べるのかな

なんで君だけ学校に行かないのかな

なんで君だけ耳が頭の上にあるのかな

なんで君だけ喋れないのかな

なんで君だけ早く歳をとるのかな



なんで


なんで君だけ




なんで君だけ早く死んじゃうのかな





なんで 君は 私よりも何十年も後に生まれたのに

私よりも死ぬのが何十年も早いのかな





君に私の言葉が
通じればいいのに

一人でいてなにもわからない自分がいる


二人になって初めて知ることがある


三人になってやっと気づいたことがある




いつかまた二人に戻って
昔を思い出すことがある






その先また一人になって
全てを忘れる時がくる

心の中の糸が解けて
目覚まし時計が眠るころ

カレンダーが空を飛び
世界はまた広がる

私の知らないところで
私の知らない世界が
広がっていく 広がっていく

でも皆は気づかない
気づかないまま生きていく

カレンダーが落ちてることも
目覚まし時計がならないことも
不思議がることもなく

知らず知らず
世界は広がっているのに

これがもし
他人だったなら
簡単に傷つけられたのに

これがもし生きていなかったら
簡単に壊せたのに



もう一言も
喋らなくなった
もう二度と
会うこともないかな

久しぶりに見た君は
変わりすぎていた気がする

違うかな
本当は

私が離れすぎたからそう見えるだけかな

眼鏡かけて
みた画面越しの世界は
君と違う人のもの

私の入る場所なんて
隙間なんて絶対無いの

悲しくて
むかついて
悔しくて
それでも懐かしくて

もどかしいこの気持ち
誰にも当たれなくて
涙が出た



この気持ちが君に対して
じゃなかったらよかったのに

この気持ちが私の物じゃ
なかったらよかったのに

誰かと誰かがぶつかって
誰かと誰かが笑いあって

全てが偶然と言える世の中じゃないから
それは奇跡かもしれないね

夢を追うことを諦めたのは
必然じゃなく私で

それを世界のせいにしたのは
偶然でも奇跡でもない私だった

未来は誰が知ってるのだろう

鐘を鳴らすのをみんな待ってる
誰もが信じることをやめない


誰かと誰かが傷つけあって
誰かと誰かが泣き出して

全てが悲しみと呼べないなら
それは憎しみかもしれないね

信じてた未来を諦めたのは
必然じゃなくみんなで

それをみんなのせいにしたのは
誰かがまだ大丈夫といってくれるのを待っていたから

これがみんなが信じた未来だろうか
鐘も鳴らないみんなももういない
でも誰かが信じた未来を
私はまだ信じることをやめない