ホーム > 詩人の部屋 > 雛の部屋 > ラルム

雛の部屋


[6] ラルム
詩人: [投票][編集]



誰かと誰かがぶつかって
誰かと誰かが笑いあって

全てが偶然と言える世の中じゃないから
それは奇跡かもしれないね

夢を追うことを諦めたのは
必然じゃなく私で

それを世界のせいにしたのは
偶然でも奇跡でもない私だった

未来は誰が知ってるのだろう

鐘を鳴らすのをみんな待ってる
誰もが信じることをやめない


誰かと誰かが傷つけあって
誰かと誰かが泣き出して

全てが悲しみと呼べないなら
それは憎しみかもしれないね

信じてた未来を諦めたのは
必然じゃなくみんなで

それをみんなのせいにしたのは
誰かがまだ大丈夫といってくれるのを待っていたから

これがみんなが信じた未来だろうか
鐘も鳴らないみんなももういない
でも誰かが信じた未来を
私はまだ信じることをやめない


 

2010/07/22 (Thu)

前頁] [雛の部屋] [次頁]

- 詩人の部屋 -