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璃星の部屋


[206] 痕跡
詩人:璃星 [投票][得票][編集]



部屋には

キミの痕跡がありすぎて


うまく片付けてしまえるほど

器用じゃない僕は


散らばった痕跡を

潰れてしまうほど抱きしめて


泣いて

泣いて

キミの名を叫んでは

嗚咽の止まらないまま

疲れて眠ってしまう



そうして
何度

世界で一番悲しい朝を迎えただろう

2007/07/23 (Mon)

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