ホーム > 詩人の部屋 > 璃星の部屋 > 仕草

璃星の部屋


[222] 仕草
詩人:璃星 [投票][編集]


何気なかったから
気付かなかった


煙草の吸口をほんの少し
愛でるように撫でる仕草

こんなにひとがいるのに
キミだけなんだと


当たり前のように
喫煙席に座ったわたしは



煙に見え隠れする誰かの指の中に
あの仕草を探して

2007/08/22 (Wed)

前頁] [璃星の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -