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璃星の部屋


[287] 彼女
詩人:璃星 [投票][得票][編集]

ほんの数ヶ月貴方と話しただけで
貴方の何もかもを知った気になって

些細な事柄を知ってることが本当に嬉しかった

タバコの銘柄とか
髪を切った時期だとか
寝過ごした朝を知ってるだけで


でもわたしが知らない貴方の6年間の
過去形でしか知らない彼女と

何度勝手に張り合って
ひとりで塞ぎこんだだろう


わたしが眠る頃
何度も弾いてくれたギターは
彼女を想って作ったわたしのお気に入り

2008/11/01 (Sat)

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