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璃星の部屋


[77] 架空の世界
詩人:璃星 [投票][得票][編集]


絡めた指は解けなくて

求めた声はいつでも聴こえるの


目覚めたときにはどんなときも
キミが隣で寝息をたてている


無意識に抱き締めてくれる腕は
強すぎるくらいだけど

優しさしか感じられなくて


熱帯夜に
汗ばんだ体
離れないまま






永遠なんて要らなかった

奇跡なんて要らなかった
神様なんて要らなかった


夢ならまだいいよ
微睡んだ時間は幸せだから

でも


こんなのただの
架空の世界

2006/07/21 (Fri)

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