今日は君と話せるかな

そんなこと考えながら

朝学校に行ってるよ

他の男子なら悠々と話せるのに

君には無理で

同じ学校

同じ教室

条件完璧

問題は一つ

勇気の有無

この前やっとメアドが聞けて

しかし

メールなんてできないよ

勇気がないもん

この気持ち

テレパシーで届かないかな？

わざとじゃないよ

君に対する冷たい態度

私もやさしくしようと思ってる

なのに君が前に来ると

緊張して

照れて

それを隠すために君の悪口

君に暴力

でも

ほんとは君のことがすっごく好きで

この気持ちを伝えたくて

明日こそは

悪口じゃなく愛の言葉

暴力じゃなく手をつなぐ

このクッキー美味しいね

君が僕に微笑みかける

確かにうまい

僕も思わず微笑み返す

あの服かわいい

君がショウウィンドウに飛びつく

君なら絶対似合うよ

僕は心からそう思う

プリクラ撮ろう

君からのお誘い

いいね

もちろんＯＫ

次あの店行こう

君は指さしもうダッシュ

僕は走って追いつき僕は言う

そういえば

僕は君が好きだよ

僕は君に恋をした

僕は君の瞳に恋をした

君の髪に恋をした

君のすべてに恋をした

勝手に恋したのだから

君が気にすることはない

だけど

もし君も僕に恋をしてくれているならば

僕のすべてに恋をして

自己中かもしれないが

素直に僕はそう思う

隣の君の横顔泣いてたから
君の頬につたうもの涙だったから
君の話す単語一つ一つが震えてたから

そうして君はとうとう顔を下げてしまったから
その場でうずくまってしまったから
声を上げて泣き出したから

だから

僕は強く強く抱きしめた

君が笑ってくれたから
君が前を向いてくれたから
僕も素直に笑えたよ