詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
いつからか壊れそうな僕に
捧げられていた小さな手
痛み止まぬ心に触れて
そっと想いを引き剥がす・・・。。
切ないほどに大人びた貴方の瞳に
映る僕は悲しみで滲んでしまうから
離れないように強く
抱きしめた分だけまた距離は広がるよ
壊したいくらいに愛おしい貴方に
背を向けたくなるほどやさしい声に
この手どれだけ伸ばしても届かないよ
落ちてゆく夜の果てで・・・。。
苦しい程に大切にしたくても
涙する程に愛してみても
決して追いつくことはないよ
貴方に残るあの人の影に
どれだけもがいても辿り着けぬのなら
せめて記憶にも残らぬほど
僕はそっとこの身を消そう
壊れそうな程に愛する貴方の心に
痛みだけは残さぬように・・・。。