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チェシャ猫の部屋


[129] sadistic my dear
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

いつからか壊れそうな僕に
捧げられていた小さな手
痛み止まぬ心に触れて
そっと想いを引き剥がす・・・。。


切ないほどに大人びた貴方の瞳に
映る僕は悲しみで滲んでしまうから
離れないように強く
抱きしめた分だけまた距離は広がるよ


壊したいくらいに愛おしい貴方に
背を向けたくなるほどやさしい声に
この手どれだけ伸ばしても届かないよ
落ちてゆく夜の果てで・・・。。

苦しい程に大切にしたくても
涙する程に愛してみても
決して追いつくことはないよ
貴方に残るあの人の影に


どれだけもがいても辿り着けぬのなら
せめて記憶にも残らぬほど
僕はそっとこの身を消そう

壊れそうな程に愛する貴方の心に
痛みだけは残さぬように・・・。。

2005/08/18 (Thu)

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