詩人:チェシャ猫 | [投票][編集] |
何の為に僕は生まれたのか
僕に生きている意味なんて無い・・・。。
生まれつきの不細工な顔に黒縁眼鏡
短い手足を必死に動かし今日まで生きてきた
周りに笑われ踏み潰されても
小さな誇りを胸に抱き・・・
いつから増え始めたのか
気付けば僕は傷だらけ
いつかヒーローになることを夢見ていた僕に
与えられたのはピエロの仮面
誰しもが生まれてきたことに意味を持つのなら
僕の存在する理由を教えてくれ
誰もが嫌うこの身の持つ役割とは
溜まった不満のゴミ箱か・・・・
目立つことを避け変わることを諦めて
生きている意味が無いと呟いたときに
僕は存在を失ったのだろう
人の目を避け生きていくことに目を背けて
自分の価値を信じなくなったときに
僕は人間を諦めたのだろう
ねえ僕は何故生まれてきたの・・・
生まれつきの不細工な顔に微笑みを浮かべて
短い手足を動かすことを止めた
周りに笑われ踏み潰されても
折れぬ誇りを見付けたときに
僕は僕であることを知るのだろう
僕は人間であることに気付くのだろう・・・