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チェシャ猫の部屋


[190] 一秒先の世界
詩人:チェシャ猫 [投票][得票][編集]

一秒先の世界を信じて
僕は唄っているよ
足元さえ照らせぬ小さな小さな灯りが
君の涙で消えて失くなったとしても・・・・・・


握れば崩れて消えそうな指先を
抱き締めたら零れて溶けそうなその声を


眼を背けることで保っていた曖昧な距離を
縮めることで描こうとした君の一秒先の世界は
その想いとどれくらいすれ違っていたかな??



求められる事が恐かった
愛されることを恐れてた
今頃になって失った世界に気付いた僕を蔑んでくれ


君は今微笑っているかな?
他の誰かの腕に抱かれて眠っているかな?
僕の事を忘れているかな?


一秒先の世界の僕が今と大差無いとしても
一秒先の世界の君は微笑み増していて


一秒先の君の世界に僕の居場所が無いとしても
一秒先の僕の世界に思い出だけは残していて





君は今微笑っているかな?
一秒先の僕は今と大差無いとしても
一秒先の君は微笑み増していて・・・・・・

2008/10/02 (Thu)

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