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チェシャ猫の部屋


[51] old days
詩人:チェシャ猫 [投票][編集]

例えばあの日に戻れるとして
また君と手をつなげたとしても
何も知らないあの日の僕は
またその手を離してしまうのだろう

夕暮れが滲んでいく帰り道
頬を流れ落ちそうな涙をこらえて
笑顔で君に背を向けた
あの道をふと思い出してる

まだうっすらと紫残る空に
あわてたように輝く立待月は
今でも僕をせかすように・・・

霞み行く空 千切れ行く雲
そして暮れ行く並木道

重ねた思い出の分だけ
涙はこぼれるけれど
見上げた空にはほら


二人の影が並んで揺れている。。

2004/07/14 (Wed)

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