詩人:弘哉 | [投票][編集] |
なんだかんだ言いながら
今日もまた眠れなかった
日が登り出す時間まで起きていてしまった
寒い
足の爪の先が凍りそうだ
身体を小さく折り曲げて丸まって
それでもちっとも暖かくなりやしない
ああいっそ
このまま凍えてしまえれば
心さえも凍てついたなら
思考をやめ
そうして眠りに堕ち
そのまま目が覚めなければいいのに
深い眠りの底で消えてしまえれば
そうすればいっそ
潔いかもしれない
ただ気づいてほしかった
寂しかった
悲しかった
温かい両腕に包まれることを望んだわけじゃない
ただ気づいて
優しくなでてもらえれば
それだけで
笑顔になれただろうに
寒い