手垢にまみれたフレーズをかっこいいと使い回してそれを見て見てと振りかざしていたそんな精一杯の詩がどうしようもなく稚拙ででもきっと今だって大して変わっていないこと思い返して恥ずかしくなってけれど大切に抱きしめてあげたくなったものの見え方も感じ方もそれを言葉にする力も変わってしまったけれどきっと根本の私はここにいるただいま迎えにきたよ
[前頁] [弘哉の部屋] [次頁]