詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
凍える体
儚い夢
冬の夜に
凍えて消えた
もう、星さえも見えない
光を失う目
何を祈ればいい?
もう 動かない体
粉雪舞うなか、そっと
目を閉じる
凍える体
儚い夢
冬の夜に
凍えて消えた
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不機嫌な目覚め
朝が夜になってから
もうどれくらいたつだろうか
すべて手に入れたハズなのにイライラする
ひどくFRUSTRATION
そう、きっと快楽が足りない
お前の体じゃもうイケないんだ
俺が欲しいのはEXPLOSION
そう、気が狂うくらいの
狂ったBEATとイカレたSOUND
そして、 死にたくなる様なLANGUAGEで
俺をあの世までイカしてくれよ
…もう暗い朝に用はないんだ
そう、きっと狂気が足りない
この粉じゃ液じゃもうトベないんだ
俺が欲しいのはEXPLOSION
そう、鼓膜が破れるほどの
気がつけば周りが真紅に染まる
それくらいが丁度いいんだ
俺をあの世までトバしてくれよ
…もう 自我なんか必要じゃないんだ
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
GAMEをしよう
ルールは簡単
君か僕、どちらかが本気になれば
GAME OVER
言葉なんかいくらでも偽れる
絡め合う舌も 流れる汗も
そんな汚れた瞳で僕を見ないで
ヘドがでる
GAMEに全力を出すなんて
莫迦げてるだろ?
一度でいいんだ、
誰か僕を敗北者にして
殺してやりたい程の愛を教えて
汚い涙には騙されない
ヘドがでる
君も そろそろGAME OVERみたいだね…
そして、次のGAMEを今日も、また…
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俺は 今まで沢山の罪を犯した
罪には罰が必要だ
もし 俺に今までの罪が降りかかるのなら
―…ああ、どんな罰なのだろう
怖くて、怖くてたまらない
楽しみで、楽しみでたまらない
だけど
この夜が明ければ
俺はいない
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僕がどんなに大声をあげても
この世界は揺るがない
僕がどんなに涙を流しても
腐った果実は戻らない
それなら僕が存在している意味は何?
無関心な世界に
死んだような錯覚さえ覚える
そうして
死んだ僕を土に還して…
そうして
自我のある人間は次々に侵蝕されていく
僕の様に殺される
―この腐った世界にね…
最後には悪魔しか残らない
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
今宵も雲間から覗く月
静寂の聖母哀歌
何もかもを失った夜
月が紅く染まり始める
ここには誰もいない
響く小夜曲
一人残された私
月光の影が伸びる
やがて幾つかの光が
私に残した幻想曲
旋律が産声をあげる
流れていく流星群
部屋を支配していく夜想曲
もう朝は来そうにない
あの頃奏でた嬉遊曲
満たされていた衆賛歌
今は触れたくもない遁走曲
ここには誰もいない
もう今は私もいない
鳴りやまない鎮魂歌…
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僕に羽根があれば
君は隣にいてくれましたか?
君は何処にいってしまったの…?
羽根を毟り取られた 僕は
地べたを這うしかできません
君を想って 泣く事しかできません
神様、僕を殺して下さい
彼女と同じ場所へ運んで下さい
自ら命を断っては
君の元へいけないから…
彼女が待つ 光溢れる場所へ
僕は行けますか?
白い羽根がなくてもいけますか?
雨に打たれた僕は
空を見上げる事しかできません
雨よ、罪を洗い流して下さい
神様、僕はどうすればいいですか?
このまま 死を待つだけですか?
この汚い世界で…?
神様、僕を殺して下さい
彼女と同じ場所へ運んで下さい
自ら命を断っては
君の元へいけないから…
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流されて行く思い
砂浜で消えた足跡
書き遺された手紙
白い花束 淡い約束
すべて思い出されて
此処を動けずにいる
もう君の耳には届かないね
あの日、立ち昇る煙が哀しかった
氷の様に冷たい体で
また 僕を抱き締めて
白い花束 淡い約束
波にしずむ夕日が
此処にも暗闇を連れてくる
静かな波音は
まるでレクイエム
あの水平線まで
届けて
愛してる
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
緋色の月とHeart Beat
今宵も紅を求めさ迷う
欲望に濡れた舌をつきだして
月光に光るキバをPierce
首すじに光る血は
何よりも美しい
今宵も愛をありがとう
そしてさようなら
汚れた十字架じゃ死ねない
闇に脅える貴方は
何よりも美しい
今宵も愛をありがとう
そしてさようなら
そしてさようなら