詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
貴方が 作り出した
この虹色の世界が
色を失って行く
降り注いだ歌声が
次々とノイズに変わる
この灰色の虹に
貴方を見た
失くしていた笑顔が
この心の穴に戻ってきた
貴方が見せた
灰色のこの世界が
色付いて行く
雨音は止み
透き通る旋律
この灰色の虹に
貴方を見た
失くしていた心を
取り戻せた気がする…
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
沈む貴方は 青い顔で
キレイなままの寝顔…
愛の味はとても とても
苦かった
この胸に残ったのは
白い空白だけ
貴方のその 嘘吐きな口に
私の愛憎をつめ込んで
手足をいばらで飾ったら
背中を押して さようなら
黒い湖には気泡と波紋が広がるの
沈む貴方は青い顔で
キレイなままの寝顔
何もなかった あの頃の
キレイなままの寝顔
…もう 全て終わりにしよう
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
脳に次々と入れられる
プログラム
煩い回りの雑音はもう
ゴミバコに入れて
フェンスを突き破ったら
交差点のド真ん中へ
もうすべて失くしたろう?
本当の永遠なんか無いと
気付いたろう?
なら もう今は
目の前のスピードに心委ねて
青すぎる空へと飛ぼう
もう 十分歩いたろう?
疲れた体を休ませて
今だけでもいいから
永遠を手にする為に
青すぎる空へと飛ぼう
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
あの頃笑ってた
空き地はもうないね
時間に追われて
いつ なくなったのかも判らない
そうして 何を無くしたのか
判らない程 多くの物を無くしたね
あの空は 変わらないままだけど
あの頃はまだ 幼くて
ぜんあくすら判らなかったね
君と 泣いて 笑って
姿は変わってしまったけど
空は青いままだね
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
君がくれたもの
果てしない孤独と
終わりなき絶望
君の胸の鼓動は
切ない程小さくて
僕をいつも孤独にする
君を手に入れたのに
いつも満たされなくて
僕を絶望に落とす
暗い部屋で座り込んで
哀しみがうごめく
吐気と不眠に
悩まされ
頭は割れる寸前
君がくれたもの
果てしない孤独と
終わりなき絶望
それでも
君だけがただ 愛しい…
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
壊れそうな爆音に
耳を塞いで跪く俺を
白い悪魔が 取り囲む
膝を抱えて ただ震え
月が昇るのを待っていた
右手に手にした
その銃口を
てっぺん目がけて
今 引き金を引け!!
目障りな 白い悪魔に
弾丸の ほら、プレゼントだよ
飛び散る羽根を軽くかわせ
脳天に突きつけた銃口が
今、熱く火を吹く
右手に手にした
その銃口を
てっぺん目がけて
今引き金を引け!!
そうさ 大地に
別れを告げ
果てしなく 高く 高く
今飛び立て!!
good-bye gravity
good-bye gravity
good-bye…
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
この悪夢はいつか
醒めるだろうか
うなされて
狂った
この痛みは
癒えた先には
醒めた先には
死だけだと判ってる
悪夢でもいい
耐えて 耐えて
醒めた時、
俺が笑えていたなら
癒えた時、
幸せだったなら
それでいい
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
鳥籠から逃げ出した
紅い月の引力に
闇から逃げて
足も 手も 血だらけに
迷いこんだ深い森
見付けたのは
七色の虹と
黒い道化師
傷を魔法で消してくれた
綺麗なドレスは
もういらない
小さなベッドで
眠りたい
さよならは必然的
籠から逃げた
白いカナリヤ
撃ち落とされた
永遠に
喉につかえたままの
どくりんご
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綺麗な嘘なんて
存在すると
まだ信じているのか?
そんなのは
夢の国にも
なかったぜ
お伽話は
永遠の幻想
絵空事の闇
嘘を固めて
汚れた君には
もうあの光は
触れないね
子供の頃みた
あの妖精は
まだ見えますか?
綺麗なままの
僕にはまだ
見えてるよ
優しく手をとり
夜空を飛んだ
あの窓から
僕はいなくなる
さようなら
さようなら
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
拡大してゆく波紋
切り取られた羽根
僕は、僕であることを
やめた
あの日 愛した
あの優しい声も
粉々になって
死んだ
羽根があるのに
自由はなかった
ただの重りとなり
僕の足をとめた
血まみれになって
失くした羽根が
もう生えてこないよう
祈るばかり
千夜を越えて
幾千もの星に
祈りを捧げ
届いた だろうか
僕の痛みと祈り
届いた だろうか
風に舞ったbloodstain ala
届いた だろうか
ずっと 愛してる