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鴉夜の部屋  〜 投稿順表示 〜


[62] MERMAID
詩人:鴉夜 [投票][編集]

綺麗な 瞳から
溢れる その涙
まるで 真珠のよう

訳を聞かせて
拭ってあげたいのに


なぜだろう
あの朝聞いた
旋律が 君には
よく似合うよ


その美しい
2本の足で
僕に駆け寄って


朝焼けの
海岸に
足跡だけ残して
消えて 泡になった


もう僕には
あの旋律が
思い出せないよ…



2005/07/25 (Mon)

[63] RADIO WAVE
詩人:鴉夜 [投票][編集]


意識が飛んで
目覚めたのは

白いベッド
縛られて

こんなロープ
俺は止まらない

まだまだ高く
飛んでくのさ

白衣のエンジェル
楽しい楽しい
お薬の時間は?

よく判らないけど
宇宙の果てが
見えたのさ

血に流れてく
あの宇宙が
俺を虜にしたのさ


あのスラムで
キングんなって
あの日見た
あの宇宙へ

飛びたいだけさ

だから
放してくれない?

2005/08/01 (Mon)

[64] BRING OUT
詩人:鴉夜 [投票][編集]


遠い あの日に 幼い2人は
何処まででも手を繋いで
歩いていたね


いつまでも あの日のままで
いられると ずっと思ってた
君とならどんな世界でも
楽園に変わると ずっと信じてた


星を砕いて 大地蹴り上げて
死神の追っ手つきだけど
今すぐに 扉を開いたら

嘘吐きなあの神の元へ


大切なもの なにもかも
あの日の向こうへ 置いてきたけれど


星を砕いて 大地蹴り上げて
死神の追っ手つきだけど
今すぐに 扉を開いたら
嘘吐きなあの神の元へ


あの虹を越えられたなら
白いドレスの君を
待ってて
今すぐに さらってゆくよ

あの頃みたいに 何処までも

手を繋いで 2人



2005/08/01 (Mon)

[65] 消えない傷
詩人:鴉夜 [投票][編集]



月の光に照らされた
傷痕がひどく痛む

こんな夜に部屋は
鉄の匂いに溢れて
もう刻む墓標が無い


別に死にたい訳じゃない
この思いを忘れぬよう
この血と傷とで確認する

君がいなければ
哀しみを知る事は無かったのに…


太陽に燃やされた
左手はもうボロボロ
決して 消えない傷


別に切りたい訳じゃない
痛みがないと
生きてる実感がしないだけ


君がいなければ
うまく笑えてたのに

君がいなければ
高く飛べたのに

君がいなければ
…楽に死ねたのに…



2005/08/03 (Wed)

[66] 愛玩人形
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胸に咲く 赤い花を
いつまでも絶やさぬように
流れの違う時間の中で
決して見失わぬように


美しいすぎて 憎い
ゆらゆら 揺れて
窓辺の飾り
貴方はキレイ


その金の髪と
翡翠の瞳は
いつの日もそこにいて

脅えた瞳の 窓辺の飾り


哀しい声で 鳴かないで
壊してしまいそう
こんなにも 愛おしくて
今にも 狂いそうさ

体を ひらいて
君を 奪った
心には
届かなかった


その金の髪と
翡翠の瞳は
いつの日もそこにいて

涙に光る 窓辺の飾り


いつまでも そこに
体が 朽ちても
貴方は僕だけのもの…




2005/08/03 (Wed)

[67] GOD BLESS YOU…
詩人:鴉夜 [投票][編集]

神よ、
お前にまだ良心があるなら
俺の願いを叶え給え…


平和なんて
贅沢は言わない


彼等にどうか
安らかな眠りを…

彼等が飢えを
感じぬよう…


子供のような
莫迦げた喧嘩
てめぇの庭でやれ


幼い瞳は
血と、武器しかみていない
汚れない瞳が
お前等の所為で汚れていく

平和なんて
贅沢は言わない


小さな手が
武器をとることのないよう…
幼い命が
すぐに尽きぬよう…


神よ、お前の造った
玩具達は 暴走を始めた
とめられるのは
お前しかいないんだ…


この血はいくらでも
くれてやる

だから、願いを叶え給え…


2005/08/09 (Tue)

[68] Love,wing,and gun
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The moon of silver and the moon of Gold

The voice is asked to the arrange me.

Love of left hand
Gun of rignt hand
Which does want?

愛で翼は蘇る
銃で翼を撃ち抜ける


大地へ突き落とされた
空に翼を置き忘れた


The moon of the nignt pitites.

Love of left hand
Gun of rignt hand
I want both…

I that desire is deep
Sadly in man


I think that it cannot return to that sky any longer…


2005/08/09 (Tue)

[69] 愛と翼と銃
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銀の月と金の月

声を揃え 僕に問う

左手の愛と
右手の銃と
どちらが欲しいか?


愛で翼は蘇る
銃で翼を撃ち抜ける

大地へ突き落とされた
空に翼を置き忘れた


夜の月が憐れむ

左手の愛と
右手の銃と
そのどちらもを…



欲の深い僕は
哀しいくらいに人間で


もうあの空へは
帰れない気がする…


2005/08/09 (Tue)

[70] sweet・bread
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まだ 誰も
味わった事の無い
蜜の味

It tastes sweet?

純金のレイピア
喉に突き付けられたまま
荊の冠で祝福を


引きちぎられた 心臓
砂嵐の世界を見せてよ
あとは何が欲しい?


家畜の悲鳴空に響いた
引きずったsweet・bread
Have another sweet please

君の歪んだ顔が目に浮かぶ
生きたままのsweet・bread
Have another sweet please

まだ 誰も
味わった事の無い
蜜の味

It tastes sweet??

あとは何が欲しい?



2005/08/11 (Thu)

[71] 夏至
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降りだした雨に
涙はいつしか流されて
切なさを残して
夏は終わりを告げた


あの日の雨と共に
消えたものが多すぎて
雨が降る度に僕は
それが何か探してる


はちきれそうな思いを
今も抱き締めて
飛べない翼で海に
飛び込みたい


あぁ 雨が 止む頃には…


はちきれそうな思いを
今も抱え込んで
見えない翼を信じ
まだ探してる


まだ探してる



2005/08/11 (Thu)
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