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鴉夜の部屋  〜 新着順表示 〜


[57] good-bye gravity
詩人:鴉夜 [投票][編集]



壊れそうな爆音に
耳を塞いで跪く俺を
白い悪魔が 取り囲む


膝を抱えて ただ震え
月が昇るのを待っていた


右手に手にした
その銃口を
てっぺん目がけて
今 引き金を引け!!



目障りな 白い悪魔に
弾丸の ほら、プレゼントだよ
飛び散る羽根を軽くかわせ

脳天に突きつけた銃口が
今、熱く火を吹く


右手に手にした
その銃口を
てっぺん目がけて
今引き金を引け!!


そうさ 大地に
別れを告げ
果てしなく 高く 高く

今飛び立て!!


good-bye gravity
good-bye gravity
good-bye…


2005/07/23 (Sat)

[56] hatred
詩人:鴉夜 [投票][編集]

君がくれたもの
果てしない孤独と
終わりなき絶望


君の胸の鼓動は
切ない程小さくて
僕をいつも孤独にする

君を手に入れたのに
いつも満たされなくて
僕を絶望に落とす



暗い部屋で座り込んで
哀しみがうごめく


吐気と不眠に
悩まされ
頭は割れる寸前


君がくれたもの
果てしない孤独と
終わりなき絶望


それでも
君だけがただ 愛しい…



2005/07/23 (Sat)

[55] BLUE SKY
詩人:鴉夜 [投票][編集]

あの頃笑ってた
空き地はもうないね
時間に追われて
いつ なくなったのかも判らない


そうして 何を無くしたのか
判らない程 多くの物を無くしたね


あの空は 変わらないままだけど


あの頃はまだ 幼くて
ぜんあくすら判らなかったね

君と 泣いて 笑って
姿は変わってしまったけど


空は青いままだね


2005/07/23 (Sat)

[54] Away With!!
詩人:鴉夜 [投票][編集]

脳に次々と入れられる
プログラム


煩い回りの雑音はもう
ゴミバコに入れて


フェンスを突き破ったら
交差点のド真ん中へ


もうすべて失くしたろう?
本当の永遠なんか無いと
気付いたろう?


なら もう今は
目の前のスピードに心委ねて

青すぎる空へと飛ぼう


もう 十分歩いたろう?
疲れた体を休ませて
今だけでもいいから


永遠を手にする為に
青すぎる空へと飛ぼう


2005/07/23 (Sat)

[53] 黒湖
詩人:鴉夜 [投票][編集]

沈む貴方は 青い顔で
キレイなままの寝顔…


愛の味はとても とても
苦かった
この胸に残ったのは
白い空白だけ


貴方のその 嘘吐きな口に
私の愛憎をつめ込んで
手足をいばらで飾ったら

背中を押して さようなら

黒い湖には気泡と波紋が広がるの


沈む貴方は青い顔で
キレイなままの寝顔


何もなかった あの頃の
キレイなままの寝顔


…もう 全て終わりにしよう

2005/07/23 (Sat)

[52] turn back
詩人:鴉夜 [投票][編集]

貴方が 作り出した
この虹色の世界が
色を失って行く

降り注いだ歌声が
次々とノイズに変わる


この灰色の虹に
貴方を見た
失くしていた笑顔が
この心の穴に戻ってきた


貴方が見せた
灰色のこの世界が
色付いて行く

雨音は止み
透き通る旋律


この灰色の虹に
貴方を見た
失くしていた心を
取り戻せた気がする…

2005/07/23 (Sat)

[51] rainfall
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気付いたら その言葉も
その温もりも 全て偽りで


雨に濡れて
もう 雨か 涙か 判らない

何時の間にか
こんなに深く
貴方が根ずいて

冷たい体を
温める術は 無い


雨の中 あの日の
思い出は 泡沫


落ちたリングも
雫に反射して
見えなくなった


雨の中 貴方が
見えなくなった



雨があがっても
私は笑えない

2005/07/23 (Sat)

[50] 夢現
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sweet dreams…
望めるなら
安らかなる眠りを…
夢さえも 見る事の無い


sweet dreams…
今だけは もう
何もかも忘れて…
目の前の暗闇だけを


sweet dreams…
疲れた この
心を癒すために…
明けない夜を ひたすら求め



いつからだろう?
君の声もこの光も
僕の眠りは永続的に…


sweet dreams…

今はもう
今はもう
癒されるまで 眠ろう

今はもう……

2005/07/23 (Sat)

[49] QUIETNESS
詩人:鴉夜 [投票][編集]


静かに 眠らせて
今だけは
深い眠りのうねりと
逆さに繋いだ手が
青と赤の炎へ


思いきり泣いたら
きっとすごく楽だろう


君が灰色の言葉を吐いて
僕の心を 落とした
逆さの手をほどいて
絡み合った愛憎を
青の炎へと燃やそう


深く 深く 眠れたら
きっとすごく楽だろう


君の空っぽの心を
蹴とばして
その 涙を拭ったら
今はもう 抱きしめて

ずっと 抱きしめていたい

2005/07/21 (Thu)

[48] blank
詩人:鴉夜 [投票][編集]


いつの日か ここは
知らない景色で
僕は 随分遠くまで
歩いてきました


いつの日か 僕は
全てを失っていて
もう胸には大きな穴が
空いていました


気付けば僕の全ては
君で構成されていて
それすら失くしたら
僕はどうなるのだろう


いつの日か そこには
君の姿は見えない

引き返せない この恋に
涙が 溢れました


気付けば僕の全ては
君で構成されていて
それすら失なった僕は
砂になって崩れるだけです


2005/07/21 (Thu)
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