詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
壊れそうな爆音に
耳を塞いで跪く俺を
白い悪魔が 取り囲む
膝を抱えて ただ震え
月が昇るのを待っていた
右手に手にした
その銃口を
てっぺん目がけて
今 引き金を引け!!
目障りな 白い悪魔に
弾丸の ほら、プレゼントだよ
飛び散る羽根を軽くかわせ
脳天に突きつけた銃口が
今、熱く火を吹く
右手に手にした
その銃口を
てっぺん目がけて
今引き金を引け!!
そうさ 大地に
別れを告げ
果てしなく 高く 高く
今飛び立て!!
good-bye gravity
good-bye gravity
good-bye…
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
君がくれたもの
果てしない孤独と
終わりなき絶望
君の胸の鼓動は
切ない程小さくて
僕をいつも孤独にする
君を手に入れたのに
いつも満たされなくて
僕を絶望に落とす
暗い部屋で座り込んで
哀しみがうごめく
吐気と不眠に
悩まされ
頭は割れる寸前
君がくれたもの
果てしない孤独と
終わりなき絶望
それでも
君だけがただ 愛しい…
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
あの頃笑ってた
空き地はもうないね
時間に追われて
いつ なくなったのかも判らない
そうして 何を無くしたのか
判らない程 多くの物を無くしたね
あの空は 変わらないままだけど
あの頃はまだ 幼くて
ぜんあくすら判らなかったね
君と 泣いて 笑って
姿は変わってしまったけど
空は青いままだね
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
脳に次々と入れられる
プログラム
煩い回りの雑音はもう
ゴミバコに入れて
フェンスを突き破ったら
交差点のド真ん中へ
もうすべて失くしたろう?
本当の永遠なんか無いと
気付いたろう?
なら もう今は
目の前のスピードに心委ねて
青すぎる空へと飛ぼう
もう 十分歩いたろう?
疲れた体を休ませて
今だけでもいいから
永遠を手にする為に
青すぎる空へと飛ぼう
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
沈む貴方は 青い顔で
キレイなままの寝顔…
愛の味はとても とても
苦かった
この胸に残ったのは
白い空白だけ
貴方のその 嘘吐きな口に
私の愛憎をつめ込んで
手足をいばらで飾ったら
背中を押して さようなら
黒い湖には気泡と波紋が広がるの
沈む貴方は青い顔で
キレイなままの寝顔
何もなかった あの頃の
キレイなままの寝顔
…もう 全て終わりにしよう
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
貴方が 作り出した
この虹色の世界が
色を失って行く
降り注いだ歌声が
次々とノイズに変わる
この灰色の虹に
貴方を見た
失くしていた笑顔が
この心の穴に戻ってきた
貴方が見せた
灰色のこの世界が
色付いて行く
雨音は止み
透き通る旋律
この灰色の虹に
貴方を見た
失くしていた心を
取り戻せた気がする…
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
気付いたら その言葉も
その温もりも 全て偽りで
雨に濡れて
もう 雨か 涙か 判らない
何時の間にか
こんなに深く
貴方が根ずいて
冷たい体を
温める術は 無い
雨の中 あの日の
思い出は 泡沫
落ちたリングも
雫に反射して
見えなくなった
雨の中 貴方が
見えなくなった
雨があがっても
私は笑えない
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
sweet dreams…
望めるなら
安らかなる眠りを…
夢さえも 見る事の無い
sweet dreams…
今だけは もう
何もかも忘れて…
目の前の暗闇だけを
sweet dreams…
疲れた この
心を癒すために…
明けない夜を ひたすら求め
いつからだろう?
君の声もこの光も
僕の眠りは永続的に…
sweet dreams…
今はもう
今はもう
癒されるまで 眠ろう
今はもう……
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
静かに 眠らせて
今だけは
深い眠りのうねりと
逆さに繋いだ手が
青と赤の炎へ
思いきり泣いたら
きっとすごく楽だろう
君が灰色の言葉を吐いて
僕の心を 落とした
逆さの手をほどいて
絡み合った愛憎を
青の炎へと燃やそう
深く 深く 眠れたら
きっとすごく楽だろう
君の空っぽの心を
蹴とばして
その 涙を拭ったら
今はもう 抱きしめて
ずっと 抱きしめていたい
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
いつの日か ここは
知らない景色で
僕は 随分遠くまで
歩いてきました
いつの日か 僕は
全てを失っていて
もう胸には大きな穴が
空いていました
気付けば僕の全ては
君で構成されていて
それすら失くしたら
僕はどうなるのだろう
いつの日か そこには
君の姿は見えない
引き返せない この恋に
涙が 溢れました
気付けば僕の全ては
君で構成されていて
それすら失なった僕は
砂になって崩れるだけです