詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
汚くてもいい
血まみれでもいい
その手を伸ばして
私を抱き締めてよ
喉が酷く乾いて
貴方を求める
行き場の無い思いは
甘い蜜へと変わる
愛は要らないから
抱いて 離さないで
貴方の全てを
私に注いで
快楽を求めて
辿りついたのは
永遠の飢えと
孤独だった
それでも
貴方の汗と吐息
甘い声であえぐの
愛は要らないから
死ぬまで 抱いて
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
灰色の階段を上がったら
透き通る空を見上げて
喧騒の下界へDIVEしよう
くたびれた肉体は
魂の容器に過ぎない
思い枷は棄てていこう
堕ちた瞬間羽根ははえて
天は僕を導いて行く
死という名の永遠の自由
呪縛の首輪はほどかれて
光はベールで僕を包む
時は 流れて
容器は腐食を始めるが
僕は新しい容器に入れられて
再び首輪を つけられて
羽根を奪われる
だけど また僕は
あの灰色の階段を上がるだろう
それは
終らない 輪廻
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
愛する事を やめた私は
海に浮かんで ひとり
さしのべられた手を
振り払っては
孤独に守られ
傷つく事を恐れていた
やがて 腐敗していく体を
眺めては
軽く笑った 愚かな自分を
月の周期が巡り
沖の先で船にあった
だから もう これを
最後の恋にしよう?
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
祭壇に血を
燭台に炎を宿して
黒のフードに身を隠し
赤い ワインに白薔薇を
13の生贄と十字の棺
血まみれのバイブルを片手に
It's getting dark out side
始めようか
It's getting dark out side
命乞いをしろ
It's getting dark out side
震えた顔で
It's getting dark out side
泣き叫べ!
恐怖と 痛みと 快感を
忘れられない 血の味を
刻み込め
真紅の髑髏に響く悲鳴
…始めようか‥
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
感覚を塞がれて
波の中に沈んでいく
果てしなく 深い青と
果てしない 気泡に
産まれた意味を
たぐりよせて
深海色と 原色の愛へ
手を伸ばせば
ただ 絶望だけが
そこにあって
僕は
深い青と
無数の気泡に
心 奪われて
どこまでも どこまでも
深く 沈む
もう 帰らない
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
この羽根は飾りさ
もっと俺を崇めろ
クロスを握って
床にキスを…跪け!
お前等脳無しは
支えが無いと
生きてはいけないもんな?
弱者を蹴落として
俺に頼るな
そうやって
都合のいい時にだけ
信仰者を気取るといい
俺もお前等のお遊戯には
飽々でね
神なんかいない
その通りさ!
そろそろ
最高のデーモンでも
気取ろうか?
お前等皆殺しだ
FUCK OFF!!
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
見ろよ、また
あっちで人が殺された
引き金は引かれて
血を滴らせる刄
何が楽しいんだろうな?
理解できない
無意味な犠牲者
泣き叫んで
今日も また眠れない
見ろよ、また
そっちで炎があがった
俺は恵みの雨なんか
降らせてやんないぜ?
悪いのはお前等
恨むんならその
莫迦な脳髄を恨むんだな
どうして俺が
莫迦なお前等を
救わなくちゃいけない?
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
目を閉じて
夢を見て
心地の良い眠りに
身を委ねて
いつまでも
いつまでも
眠っていたい
光が起こしにきても
私は闇の住人で
いつまでも
貴方の夢を
見続けるわ
もう夢の中でしか
会う事ができないから
私は永遠の眠りにつくわ
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
漆黒の黒
僕が逃げ込んだ世界
何も見えなくて心地いい
これ以上
汚される事の無い色
始めから
誰も信じていないから
誰にも傷付けられない
僕は もう
汚れたくないから
この黒の世界で一人
一人ずっと 生きて行く
詩人:鴉夜 | [投票][編集] |
潰れてしまいそう
消えてしまいそう
自由にして
自由にして
でないと死んでしまいそう
解放して
苦しすぎる
自由にして
自由にして
これが最後のお願いだから…