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鴉夜の部屋  〜 新着順表示 〜


[26] thorn
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まだ判らないのか
後にある影が

まだ判らないのか
誰が一番醜いのか

まだ判らないのか
こんなに叫んでいるのに

まだ判らないのか
俺は繋がれているのに

まだ判らないのか
ここから出してくれ!


まだ判らないのか…?



2005/07/20 (Wed)

[25] vanilla
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ただひたすらに求め会おう

焦げたアスファルトみたいに

熱くなって 絡み合って

白い肌に紅を残して

僕の存在を確かめる

激しくぶつかり合って

君の中に僕を埋めて



二人 何度も堕ちた先に

何があるかな…


理性も野生も今は要らない

全身で僕を感じて

僕は 此処にいる

判らせて



二人 何度も堕ちた先に

何があるかな…


2005/07/20 (Wed)

[24] snow white
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禁じられた恋をした
尽きる事の無い命で
ただ一度の


僕には眩しすぎる
白の街で君に出逢った
抱きしめる事すらできず
傷つける事しか知らず…


天使のような笑顔に
瞳を奪われ
僕は 愛を知った


この手は何も守れない
地上に降りた僕は
汚れてしまった

だけど あの約束は守るよ


夢の中踊る君は綺麗で
鮮血のキス 今もここで…

君が愛した雪をまた降らせる
氷結の大地
今もここで見つめてる…


君は生きて いるかな…


2005/07/20 (Wed)

[23] over…
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永遠に触れる事のできない
ガラスの向こう
こんなに近くて凄く遠くて


孤独の理由なんて それで充分さ
失った宝物みたいに 哀しくなるだけ


窓の向こうは鮮やかな空間
目の前のガラスを
叩き割ることができるのなら
きっと過去さえも
消すことができるだろう




ああ… 今日も紅に染まる街に

皮を被った狂気達は
微笑を浮かべて


退屈の理由なんて それで充分さ
下らない台詞、塞ぎたくなるだけ



窓の向こうは穏やかな空間
目の前のガラスを
叩き割ることができたのなら
きっとこの存在さえも
消すことができるだろう



2005/07/20 (Wed)

[22] 携帯
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一人はいやだ 狂いそう

今日も電波は不良

本当は待ちくたびれている

こんな機械のかたまり
いらない

孤独が 明確になるだけ

今日も良好なフリで

泣き叫ぶだけ

デジタルの色彩に窓の外

今はすこし こわい

だから待つだけ

いつも 握り締めて

壊してしまいそう

デジタルの音色 きこえない


だから、今日も良好なフリ

2005/07/21 (Thu)

[21] chaos
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混沌から始まった


翡翠の湖に波紋が広がる
そして序章が幕を開けた


如何にもできない
立ち尽くすだけ


波紋が治まるのを
震えて待つだけ


あぁ、彼は死んでしまった
やがて翡翠は
静寂を取り戻し
混沌に駆られた人々は
屍を饕るだけ


混沌から始まった


2005/07/19 (Tue)

[20] Blood moon night
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緋色の月とHeart Beat
今宵も紅を求めさ迷う


欲望に濡れた舌をつきだして
月光に光るキバをPierce


首すじに光る血は
何よりも美しい
今宵も愛をありがとう
そしてさようなら



汚れた十字架じゃ死ねない

闇に脅える貴方は
何よりも美しい
今宵も愛をありがとう
そしてさようなら



そしてさようなら

2005/07/19 (Tue)

[19] 波音
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流されて行く思い
砂浜で消えた足跡
書き遺された手紙


白い花束 淡い約束
すべて思い出されて
此処を動けずにいる


もう君の耳には届かないね
あの日、立ち昇る煙が哀しかった


氷の様に冷たい体で
また 僕を抱き締めて


白い花束 淡い約束
波にしずむ夕日が
此処にも暗闇を連れてくる

静かな波音は
まるでレクイエム
あの水平線まで
届けて


愛してる


2005/07/19 (Tue)

[18] gloom
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僕に羽根があれば
君は隣にいてくれましたか?

君は何処にいってしまったの…?


羽根を毟り取られた 僕は
地べたを這うしかできません
君を想って 泣く事しかできません


神様、僕を殺して下さい
彼女と同じ場所へ運んで下さい

自ら命を断っては
君の元へいけないから…



彼女が待つ 光溢れる場所へ
僕は行けますか?
白い羽根がなくてもいけますか?


雨に打たれた僕は
空を見上げる事しかできません
雨よ、罪を洗い流して下さい


神様、僕はどうすればいいですか?

このまま 死を待つだけですか?



この汚い世界で…?



神様、僕を殺して下さい
彼女と同じ場所へ運んで下さい

自ら命を断っては
君の元へいけないから…


2005/07/19 (Tue)

[17] 流星群
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今宵も雲間から覗く月
静寂の聖母哀歌
何もかもを失った夜
月が紅く染まり始める


ここには誰もいない
響く小夜曲
一人残された私
月光の影が伸びる



やがて幾つかの光が
私に残した幻想曲
旋律が産声をあげる


流れていく流星群
部屋を支配していく夜想曲
もう朝は来そうにない



あの頃奏でた嬉遊曲
満たされていた衆賛歌
今は触れたくもない遁走曲


ここには誰もいない
もう今は私もいない
鳴りやまない鎮魂歌…



2005/07/19 (Tue)
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