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鴉夜の部屋


[23] over…
詩人:鴉夜 [投票][編集]


永遠に触れる事のできない
ガラスの向こう
こんなに近くて凄く遠くて


孤独の理由なんて それで充分さ
失った宝物みたいに 哀しくなるだけ


窓の向こうは鮮やかな空間
目の前のガラスを
叩き割ることができるのなら
きっと過去さえも
消すことができるだろう




ああ… 今日も紅に染まる街に

皮を被った狂気達は
微笑を浮かべて


退屈の理由なんて それで充分さ
下らない台詞、塞ぎたくなるだけ



窓の向こうは穏やかな空間
目の前のガラスを
叩き割ることができたのなら
きっとこの存在さえも
消すことができるだろう



2005/07/20 (Wed)

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