アスファルトを濡らす雫がやがて この青を覆いつくす両手を広げて 受けとめた断罪の雨は 僕を濡らしていつの日か 見た夢はもう思い出せないけれど脳裏に焼き付き僕を苦しめる傘をさしのべてくれる人もう誰も いなくなったひとり 雨に撃たれてそれでも 罪を 癒せるのなら構わない夢を 思い出せるのなら構わないまだ降り止まないで僕の罪を流していて
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