気付いたら その言葉もその温もりも 全て偽りで雨に濡れてもう 雨か 涙か 判らない 何時の間にかこんなに深く 貴方が根ずいて冷たい体を 温める術は 無い雨の中 あの日の思い出は 泡沫落ちたリングも雫に反射して見えなくなった雨の中 貴方が見えなくなった雨があがっても私は笑えない
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