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瞳の部屋


[6] 亡き弟
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しょう…

私は今でも君の事を大事に想っているよ

君とは微かな記憶でもそれは君との思い出だ
しょう…

私が幼い頃母が私の膝の上に君を乗っけてくれたんだ

確かに君は存在していたんだ

君がこの世からいなくなっても私は君を忘れた事はない

君とはもっと一緒にいたかった

でも叶わなかった…

君は頭に包帯を巻いて箱の中にいた…

私が幼い頃から君の姿はいなくなっていた

幼かったからよくわからなかったけど今になってわかったんだ…

君は死んだんだ…

たった一人の私の弟が私の目の前からいなくなったんだ…

だけど私は今でも生きてるよ

悲しいけど…

寂しいけど…

私は君のお姉さんとして生きているから…

私は君の事を一生忘れないから

私の愛してる弟を忘れたりはしないからね

2009/11/24 (Tue)

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