ホーム > 詩人の部屋 > 剛田奇作の部屋 > 新着順表示

剛田奇作の部屋  〜 新着順表示 〜


[85] 変化
詩人:剛田奇作 [投票][編集]


変わることより

本当は

変わらないことの方が

ずっと難しい


2008/12/18 (Thu)

[83] 目的
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

名前があると

本当にそれらしいものが存在しているような

気がする

目的?
そんなもの 利便上生まれた言葉

どこの世界にも

誰の心にも

はじめっからそんなもの

ない



2008/12/18 (Thu)

[82] キンチョーリキッドを買いに
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

寝付こうとしたら

耳障りなあの音が聞こえてきた

えっと確か、この辺に

あった、キンチョーリキッド

って…中身もうないし

薬局閉まってるし


一応コンビニにいってみた

まったく核兵器をアメリカに調達しに向かう北朝鮮みたいなもんだ

だけど
なかった


しかたないので

キンチョーリキッドのケースに少し水を入れ

よく振ってセットした


蚊一匹が呼び覚ます人間の行動力

すごいもんだ

一人じゃ髪の毛一本拾うのだって

億劫なのにさ



2008/12/19 (Fri)

[81] はじめ なか おわりA
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

おわりっていうのは

おわりと同時に、何かのはじまりなわけで

おわりと、はじまり

その境界線ってよく考えると微妙だ

ってことは たしかなのは
なか だけってことになる…

世界は、なか だけ?

おわりとはじまりは
見極めるの難しいし、それらはほぼセットで一瞬だとしたら…

じゃあほとんどが、なか なのか?


迷宮の扉見つけました



2008/12/18 (Thu)

[80] ビートルズのかっこよさ
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

ビートルズのかっこよさを言葉で表してみました

マフィアが、殺しを終えた後、ネクタイを整え、iPodとマーブルチョコを取り出す


イエス・キリストがGパンを履いてCoca-colaを飲みマックを注文


ダライ・ラマが目玉焼きに黒コショウとバジルをかけて
ベーコンを真っ黒に焦がして食べる


ワニに腕を噛みとられて

いけねぇ!金の腕時計はめたままだったぜ、畜生


お医者さんがカルテを持ってスケボーで回診


スカイダイビングの時にパラシュートの代わりに色取りどりの風船100個をくくりつけ、ダイブ

大好きな君のもとへ!



2008/12/19 (Fri)

[78] 価値観
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

インドネシアの人達は
ホントにのんびりしている

一日4時間働くと

お前、過労死するぞ

とマジで心配される

一日中みんなは近所の人とおしゃべりしたり
食事をしたりしてすごす


太っているのが美人とされている国では

女性たちは、一日中食事をし、一キロでも多く太ろうとする

仕事をするのは男性だが、妻を太らすため、自分は満足に食事すらしない


世界にはいろんな時間の流れや価値観がある


ひとつの価値観
狭い地域の価値観に
縛られ過ぎるのは

つまらないこと

価値観の標準なんて

どこの国にもないんだから



2008/12/17 (Wed)

[76] オクルコトバ
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

今はただ 無性に淋しく

悲しいのです

あなたの優しさは いつまでも

この同じ空の下で

聡明な 美しい

澄み切った言葉たちを

生み出して

あなたの隣の人を 笑顔にしていくのですね

何だかちょっと

嫉妬しちゃうけど

それがきっとあなたの宿命

でも、あなたの心地よい言葉のシャワーにあたって

もう少しだけ夢見ていたかったな… … …

ありがとう

心から



2008/12/17 (Wed)

[75] 葡萄畑
詩人:剛田奇作 [投票][編集]



彼女が助手席で夢の話をしていたのを、思い出した



私が、あなたと森で鬼ごっこをしていたの

それでね、

あなたと、はぐれちゃってね、さ迷ってたのね

で、葡萄畑を見つけたの

…葡萄畑?

葡萄は木になるんだよ
おかしいだろ、畑って

知ってるけど
だって、夢なんだから、
そりゃおかしいわよ

…まぁ、そうだ

でね、葡萄畑に入っていったらあなたがいて

なんか、埋めてるの

何を埋めてた?

たぶん、星だと思う

ホシ、って空の?

うん、空の


あ!ねぇ、この店
行ったことないから食べてみたい!

彼女は 小さなパスタ屋を指差した


その頃の俺は、

何かを失うってことが
どんなことか、解っていなくて

失う自覚も、
覚悟も、
なかった

ただ、与えられる日常に甘んじて生きている


無知な男だった



2008/12/17 (Wed)

[74] ジョギング
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

朝、早起きして

ジョギングをすることに決めた

ダイエットとかじゃないけど
なにか始めたら

曖昧な日常を、変えられる気がしたから


アイツが、俺も一緒に走ってやろうか?って
言ってくれたけど

朝の、すっぴんで
むくんだ顔なんて
見せれるわけないし、断った


その日は土曜日だったから

8時ころ家をでた

すごく寒かった

何だか 真面目に走るのもバカバカしくて
音楽を聴きながら、ぼんやり歩いてた


そうしたら、


アイツが女の人と手を繋いで

この街に一つしかないラブホテルの
細い路地からでてくるのを見てしまった

ナイキのライトグリーンのパーカー

女はアイツのブラウンのダウンジャケットを着てる

残念ながら、見間違いでは、ないみたいだった


あたしの馬鹿、なんで隠れたりしたの?

このまま普通に追い越して行って
おはよう、その人彼女なんだ?っていう権利くらいあたしにもあるはずなのに

でも、もう、どうでもいい

あたし達だってちゃんと付き合ってたわけじゃないし

そんなこと

もうどうだっていい

あたしは、好きな男が女と居る時に

すっぴんで
ジョギングなんかして
ださいジャージ姿で
iPodで音楽なんか聴いちゃってる


マヌケな女


マヌケな女



2008/12/17 (Wed)

[71] 引っ越し
詩人:剛田奇作 [投票][編集]

俺、引っ越したんだ


キミはそういって
冷めたコーヒーをすする

私は冷静さを装い尋ねた


なんで、また?


別に、ちょっと 環境を変えたくって


キミは、いつだってそうだね

私には何も話してくれない

私が喫茶店に呼び出す度、なにか変化を告げてくる
こないだは新しいバイク買ったっていうし

きっと理由だって、
別に、な訳ないよね

仕事でなんかあったに決まってる

私は、ずっと、聞きたくて聞けなかったことを聞いた


なんでさ、いつも私に話してくれないの?

それとも、身近に相談相手になってくれる人いるんだ


キミは
少し意外そうな顔して


そんな、たいしたことじゃないだろ?
大人なんだから、自分で決めるさ


伝票を、すっと取って席を立つキミ


さ、そろそろ映画行こうぜ


ね、私とキミの距離…

いつになったら縮まるのかな


好きだよ、って言ったらもう二度と映画には誘えない


私が、映画好きって言ったのは嘘
キミが映画好きって知ったから必死に勉強したんだよ


じゃーん


キミはそう言って映画の割引チケットを私に見せた

冬の暖かい日曜日

キミのオレンジ色のマフラー、去年と一緒だ



2008/12/16 (Tue)
391件中 (331-340) [ << 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
- 詩人の部屋 -