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剛田奇作の部屋


[127] 本読み
詩人:剛田奇作 [投票][得票][編集]

私たちが、考えた本読みという遊び


ただ好きな小説をはじめから、
かわりばんこに読んでいくだけの、
そういう遊び


いつも強がって
余裕みせちゃってる君

私の読み方がヘタクソだって

毎回いじめる


だから私も、あの日
言いたい事
いっぱい言ってやった


君は突然

眉にシワをよせて
涙目になった


私どうしていいかわからなくて

抱きしめたくてもできなくて

謝ることも


ただ本をパラパラやりながら洗濯物を見つめるしか


できなかった




2008/12/27 (Sat)

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