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剛田奇作の部屋


[236] マチガイサガシ
詩人:剛田奇作 [投票][得票][編集]

マチガイサガシと検索すると


明け方
ジャングルで残したカルボナーラが出てきます
タイムの香がしていたのです


解らないなら解らないと言ってくだされば良いのです


それでもあなたと朝日を待ちましょう


夢の続きがしおりと一緒に落ちてしまうのです



君の右腕が私の胸に突き刺さって行う


優しい愛撫には
耐えられないのです


海岸の貝がらを代わりに刺して下さい


レイニームスクという黒い香水はもう売っていませんでした


君の視覚の名前


私の味覚の名前


ケチャップまみれはアメカジショップ


フランス文学のマヨネーズあえ


さしずめコントロール不能な君のロックオン機能


百円ショップがサポート


大切な名前
あるべき場所に帰して


僕らのマチガイサガシ


はじまったばかり


終わり無く


早く始めよう
マチガイサガシ


となりのおじさんの
鼻風船
弾けないうちに






2009/05/06 (Wed)

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