詩人:剛田奇作 | [投票][得票][編集] |
心の弱さに 際限はなく
また 心の強さに 際限はない
そして
弱いほう
強いほう
そのどちらかが、勝れているわけでも有利でもなく
そのあらゆるすべての形が
今の我々、一人一人に何らかの意味がある
一度の思惑がハズレて
一生起き上がれないほど打ちのめされたり
大切な人をすべて残酷に奪われても
笑顔で新たな幸せを見つけて
歩いていく事も、心はできる
心は
際限なく残忍にもなり
際限なく優しくもなり
際限なく自由になり
際限なく 際限なく
暗く、明るく、安らぎ、迷い、怒り、許し
際限なく
涙の中に希望を見出だせる
涙の回数や大きさに関係なく
際限なく
無限に変化できる
それが心
唯一の際限は
心には
肉体と同じ時間しか、与えられていないこと