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剛田奇作の部屋


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詩人:剛田奇作 [投票][得票][編集]


切れ長の瞳が

太陽を睨み付け

作業着から伸びた白い腕が

ボロボロの鞄をつかんでいる



灼熱のコンクリートに灰色のスニーカー

細い指先の、薄汚れた絆創膏



ここは戦闘員の街



すれ違う人々はただ前を向いている

人も車も、時計のように規則正しく、動く


甘えのない冷たさ

美しい

戦うことを、決めた者たち

振り返らない、覚悟


生きると いうこと

























2010/06/30 (Wed)

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