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蛍の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 「涼しい音」
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涙がとまらぬ夜は
そっと、君のこと想う。
優しい香りのする君は
僕のそばを離れず
何も言わず
静かにそっと見守ってくれる。
優しい音色…
風鈴の音が僕を包み込む。風も吹いていないのに
風鈴は鳴り続ける。
静寂さにあふれる夜
君にこの音色が届くよう
風鈴は鳴り続ける。

2005/02/03 (Thu)

[12] 「新」
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愚かな瞳にだまされて

暗い闇へ引きずりまわされ
音のない世界に辿り着き

色のない瞳に変えられ

声のでない口に変えられ

迷ってる心を取りだされ

まだ汚れていない心を無理矢理押し込まれ

ただ「先を進め」と言う

ただ「前を見ろ」と言う

ただ「光を見つめろ」と言う

ただ「自分を信じろ」と言う

2005/02/03 (Thu)

[13] 「私の夜」
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春の夜
ベランダで見る桜の花は
私の頬のように赤く染まる。

夏の夜
ベランダから見える花火は私の笑顔のように鮮やかに、空へ咲く。

秋の夜
ベランダから覗いて見える枯葉や落ち葉は、
私の涙のようにパラパラ落ちてくる。

冬の夜
ベランダでつくため息は
白くふわぁっと広がって
綺麗に消えてゆく。

2005/02/09 (Wed)

[14] 「一番の愛」
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何か欲しいものある?と言われて、
何も思いつかなくて。
私が欲しいのは物なんかじゃない。
身につけるアクセサリー、ジュエリー
そんな物欲しくないの。
貴方の本当の愛が欲しいの。
たった一つしかない、
一番の愛。
その他には何も求めない。
でも、なかなか手にはいらない。

お金じゃ買えないもの。

お金じゃ買えないものなの。

2005/02/09 (Wed)

[15] 「貴方の言葉」
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「側にいる。」
何度この言葉に支えられただろう。
でも、でもね、
無理なの。
変な期待もたせないで。
「さようなら。」
何度この言葉に怯えただろう。
でも、言われた瞬間ね、
なぜだか、楽になれたの。

2005/02/09 (Wed)

[16] 「待ってるよ」
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おいで。

こっちにおいで。

淋しかったんだね。

辛かったんだね。

甘える場所なかったんだね。

いっぱい泣きな。

泣く事は恥ずかしい事じゃない。

大丈夫になったらまた行きな。

自分に負けそうになった時

また、おいで。

逃げじゃない。

また、おいで。

2005/02/09 (Wed)

[17] 「私、僕」
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ちょっと外へとでかけた。自分を探しに…

あの子の「真似」しなくていいんだよ。
あの子と一緒にしなくていいんだよ。

今から自分をつくろうか。
自分にないものなら探せばいい。
見つからないものならつくればいい。
自分をつくって磨けばいいさ。

いつかきっと、
今が楽しいと思えるから…
「みつけた…みつけたよ」

2005/02/09 (Wed)

[18] 「つぼみ」
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君は一人じゃない。
僕達がついている。
君は一人じゃない。

だから泣かないで。
僕には君の心が読めないから、何もわからないけど
きっと、淋しいんだよね。

思い通りにいかない人生にイライラしないで。

君の花が枯れてゆくから。今、頑張ってつぼみから花へと変わってゆくから。

君のその花枯らさないで。
僕はまだつぼみだけど
必ず綺麗な花を咲かせるよ

つぼみから花へと変わる瞬間、
君は 今 何をしてる?

2005/02/09 (Wed)

[19] 「猫」
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オレンジ色の太陽が
私を照らす。
まるで私に、「勇気をだせ。」と言ってるように。

私は猫。
名もつけられていない
ただの猫。

でも私にだって友達がいます。
いつも黙ってるけど、
熱い眼差しで私を見つめてくれます。
勇気をくれます。
優しさをくれます。

初めて私に、
笑顔を教えてくれました。

2005/02/09 (Wed)

[20] 「夕日のでる日曜日」
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僕は悪魔だ!
近寄るな!
近寄るなって言っただろ!聞こえないのか!

そんなに無理しなくていいんだよ。
君の事誰もわかってくれないなんて思わないでよ…。

もう帰ろ。

夕日のでる日曜日
僕と悪魔は手をつないで
どこまでも…
誰もいない丘で
二人、笑いあいました。

2005/02/09 (Wed)
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