詩人:蛍 | [投票][編集] |
涙がとまらぬ夜は
そっと、君のこと想う。
優しい香りのする君は
僕のそばを離れず
何も言わず
静かにそっと見守ってくれる。
優しい音色…
風鈴の音が僕を包み込む。風も吹いていないのに
風鈴は鳴り続ける。
静寂さにあふれる夜
君にこの音色が届くよう
風鈴は鳴り続ける。
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愚かな瞳にだまされて
暗い闇へ引きずりまわされ
音のない世界に辿り着き
色のない瞳に変えられ
声のでない口に変えられ
迷ってる心を取りだされ
まだ汚れていない心を無理矢理押し込まれ
ただ「先を進め」と言う
ただ「前を見ろ」と言う
ただ「光を見つめろ」と言う
ただ「自分を信じろ」と言う
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春の夜
ベランダで見る桜の花は
私の頬のように赤く染まる。
夏の夜
ベランダから見える花火は私の笑顔のように鮮やかに、空へ咲く。
秋の夜
ベランダから覗いて見える枯葉や落ち葉は、
私の涙のようにパラパラ落ちてくる。
冬の夜
ベランダでつくため息は
白くふわぁっと広がって
綺麗に消えてゆく。
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何か欲しいものある?と言われて、
何も思いつかなくて。
私が欲しいのは物なんかじゃない。
身につけるアクセサリー、ジュエリー
そんな物欲しくないの。
貴方の本当の愛が欲しいの。
たった一つしかない、
一番の愛。
その他には何も求めない。
でも、なかなか手にはいらない。
お金じゃ買えないもの。
お金じゃ買えないものなの。
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「側にいる。」
何度この言葉に支えられただろう。
でも、でもね、
無理なの。
変な期待もたせないで。
「さようなら。」
何度この言葉に怯えただろう。
でも、言われた瞬間ね、
なぜだか、楽になれたの。
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おいで。
こっちにおいで。
淋しかったんだね。
辛かったんだね。
甘える場所なかったんだね。
いっぱい泣きな。
泣く事は恥ずかしい事じゃない。
大丈夫になったらまた行きな。
自分に負けそうになった時
また、おいで。
逃げじゃない。
また、おいで。
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ちょっと外へとでかけた。自分を探しに…
あの子の「真似」しなくていいんだよ。
あの子と一緒にしなくていいんだよ。
今から自分をつくろうか。
自分にないものなら探せばいい。
見つからないものならつくればいい。
自分をつくって磨けばいいさ。
いつかきっと、
今が楽しいと思えるから…
「みつけた…みつけたよ」
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君は一人じゃない。
僕達がついている。
君は一人じゃない。
だから泣かないで。
僕には君の心が読めないから、何もわからないけど
きっと、淋しいんだよね。
思い通りにいかない人生にイライラしないで。
君の花が枯れてゆくから。今、頑張ってつぼみから花へと変わってゆくから。
君のその花枯らさないで。
僕はまだつぼみだけど
必ず綺麗な花を咲かせるよ
つぼみから花へと変わる瞬間、
君は 今 何をしてる?
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オレンジ色の太陽が
私を照らす。
まるで私に、「勇気をだせ。」と言ってるように。
私は猫。
名もつけられていない
ただの猫。
でも私にだって友達がいます。
いつも黙ってるけど、
熱い眼差しで私を見つめてくれます。
勇気をくれます。
優しさをくれます。
初めて私に、
笑顔を教えてくれました。
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僕は悪魔だ!
近寄るな!
近寄るなって言っただろ!聞こえないのか!
そんなに無理しなくていいんだよ。
君の事誰もわかってくれないなんて思わないでよ…。
もう帰ろ。
夕日のでる日曜日
僕と悪魔は手をつないで
どこまでも…
誰もいない丘で
二人、笑いあいました。