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蛍の部屋  〜 投稿順表示 〜


[51] 「空へA」
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紅い貴方の瞳はそっとあの悲しい湖だけに映る
私の居場所
貴方のぬくもりない所
あの淋しい森のずっと奥へと
体から逃げ出す感情は
ためらいもなく貴方へとぶつかり
それでも貴方の壁は崩れず冷たくはね返す。

涙でできた川の先には
明るい未来がある
見落とさずずっと歩き続けてきた
明るい未来に貴方という幻がいる事
疑う心にぎり潰しそっと信じてた


瞳はくもり
笑顔は失い‥


雲の上へと手をのばし
ずっと、ずっと
鳥になった今
貴方の声が聞えぬよう
私は耳をふさぐ。

大空を飛びたい
自由に自由に
鳥になった今
貴方の手に触れぬよう
私は目をふさぐ。

2005/06/14 (Tue)

[52] 「星の海」
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暖かい日に包まれて
優しい陽射しが差し込んできて
おいしい風を吸い込むの
あまい香りのする写真は
木漏れ日にあたり
ゆらゆら揺れて、笑顔は今でも生きているみたい。

ゴミで飾れたこの町でとっても綺麗な貴方と出会ったの。
汚れた空気だけれどなぜだか貴方のまわりはいつも新鮮で。
暑苦しい人の群れをかきわけてやっと貴方を見つけたの。
冷たい手、貴方の体温で
みるみるうちに暖められてゆく。

星の海
天の川を泳ぎきって
星座達と遊び一緒に笑って離したりしない
貴方の腕を

私の描いていたストーリーのなかに貴方は突然現われて
終わりのない物語創りだしてくれてる。
空っぽだった私を貴方の優しさで溢れるぐらいいっぱいにして
醜い目、貴方の微笑みでみるみるうちに溶かされていく。

星の海
天の川でじゃれ合って
流れ星に一緒に乗って
忘れたいしない
貴方のぬくもりを。

2005/06/14 (Tue)

[53] 「立ち上がれ」
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木枯らしが冷たく私の身体(からだ)を突き抜ける
痛いぐらい貴方の事知りすぎて
立ち直れぬぐらい貴方に迷い込み
光の海でなぐさめてもらったけど
痛みが大きすぎてなかなか笑えないよ。

それでも、笑うの。
無我夢中に笑うの。
そして、強くなるの。
どんな風が吹いたって
倒れない私になるの。

枯葉が落ちゆくなか貴方の事
想い苦しんで
悲しいぐらい貴方の笑顔はズルくて
淋しいほど貴方は優しくて美しいメロディーで
なぐさめてもらったけど
悲しみが大きすぎてなかなか笑えないよ。

それでも、笑うの。
無我夢中に笑うの。
そして、優しくなるの。
どんなに悔しくたって
泣かない私になるの。

2005/06/14 (Tue)

[54] 「ありがとう」
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ありがとう。
本当に心からありがとう。
「ありがとう」って簡単に言えるけど
「ありがとう」って言葉
本当はもっと重くてすごい大きな言葉なんじゃないのかな。

笑顔で「ありがとう」って言える私達
とっても素敵な生きものだね。
「ありがとう」に微笑みそえて。

笑顔で「ありがとう」って言われる人になろう。
そう言われただけで心に小さくて可愛い花が咲いたみたいだね。

君は汚い人間なんかじゃないよ。
素直な気持ちの「ありがとう」が正直にでてきている。
とんがっている唇から「ありがとう」
素直に言ってみよ?

ほら、君の口元
優しく開いたよ。
小さくて可愛い花のつぼみがそっと、
咲き開いたように。

2005/06/14 (Tue)

[55] 「心」
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気付いてもらいたくて
何度も声をだした
気付いてもらいたくて
何度も立ち上がろうとした
全てが醜くて
全てがこわくて
壊れそうな身体はみるみるうちに
崩れていった。

優しさという逃げ場に安心し
卑怯な真似までした
本当の自分の心ぶつけてみたかった
本当の私を見てほしかった

嘘の言葉で私を泣かせて
嘘の瞳で私をみて
真実など今の私にはもったいない

お願い


憂欝な日々が
過ぎていくなかで
呼吸をやめない私
本当の瞳で見てみたかった本当の私を見てほしかった

真実の美しさを
私に教えて
真実という光を
私に見させて

嘘の言葉で私を泣かせて
嘘の瞳で私をみて
真実など今の私にはもったいない


お願い

2005/06/14 (Tue)

[56] 「恋愛ゲーム」
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愛してると言われても

不安は消えない。

不安が消えた時

きっとこの恋は錆だらけ。

恋愛ってそぉゆうもの?

恋は楽しくて、心が暖かくて、愛しくて

愛は苦しくて、悲しくて、疑いで心休まる時なくて

恋愛ってそぉゆうもの。

ゲーム感覚で始めた私。

みごとにはまり、藻掻いています。

はじめからこんなゲームに手をだすんじゃなかった。

ゲームオーバー

その時リセットの仕方、

ちゃんと覚えているかしら。

2005/06/23 (Thu)

[57] 「消して」
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どうか消えて下さい。

貴方がいるとこの恋、どうもうまく進まないのです。

どうか消えて下さい。

貴方がいるとこの心、とても醜い色に染まってしまうのです。

消えてよ

消えて。

邪魔なの。

うまくいかないの。

消えてよ

消えて。



どうか消して下さい。



この醜い心の持ち主。


神様


貴方に人を消し去る力がおありならば


どうか、この私を誰よりも先にお消し下さい。


消えてよ

消えて。


この私。

2005/06/23 (Thu)

[58] 「必要ない存在」
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走り去ってゆく後ろ姿

「追いかけてきて」と言ってくれても

この足が許してくれない。

瞼を閉じて、ゆっくり耳を澄ます

聞こえてくるのは絶望という悲しき泣き声。

その涙を拭ってやれるのは

その震えた肩を抱いてやれるのは…。

君が崩れ落ちる前に

君が粉々になってしまうまえに

けれど僕の腕はどんどん腐ってゆく。

君にとって必要なのは僕の腕じゃない。

君にとって必要なのは僕という存在じゃない。

逃げ去ってゆく後ろ姿

「助けて」と言ってくれても

この手が許してくれない。

2005/06/24 (Fri)

[59] 「無駄使い」
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悲しいと涙を流し

涙が乾いたら

新しい自分に生まれ変わってて

今までこうしてなんとかやってきた。

無駄に涙を使ってきたから

本当に泣きたい夜、

不思議と涙がでてこない。

本当に泣きたい夜、

涙が私を許してくれない。

新しい私は簡単に生まれてきてくれない。

それでもなんとかしてやっていかなきゃ。

自分の力でなんとかやっていかなきゃ。

だって生まれてきたんだもの。

生きていかなくちゃ。

2005/06/24 (Fri)

[60] 「汚い嘘」
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どうしてこうも嘘は簡単に

溢れてくるのだろう。



愛しているだの、

信じているだの…

耳をこの手で剥ぎ取ってしまいたい。


どうしてこうも嘘は簡単に

溢れてくるのだろう。


嘘なんてつかないよ、

信じてよ…

口をこの手で剥ぎ取ってしまいたい。

2005/06/24 (Fri)
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