詩人:蛍 | [投票][編集] |
紅い貴方の瞳はそっとあの悲しい湖だけに映る
私の居場所
貴方のぬくもりない所
あの淋しい森のずっと奥へと
体から逃げ出す感情は
ためらいもなく貴方へとぶつかり
それでも貴方の壁は崩れず冷たくはね返す。
涙でできた川の先には
明るい未来がある
見落とさずずっと歩き続けてきた
明るい未来に貴方という幻がいる事
疑う心にぎり潰しそっと信じてた
瞳はくもり
笑顔は失い‥
雲の上へと手をのばし
ずっと、ずっと
鳥になった今
貴方の声が聞えぬよう
私は耳をふさぐ。
大空を飛びたい
自由に自由に
鳥になった今
貴方の手に触れぬよう
私は目をふさぐ。
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暖かい日に包まれて
優しい陽射しが差し込んできて
おいしい風を吸い込むの
あまい香りのする写真は
木漏れ日にあたり
ゆらゆら揺れて、笑顔は今でも生きているみたい。
ゴミで飾れたこの町でとっても綺麗な貴方と出会ったの。
汚れた空気だけれどなぜだか貴方のまわりはいつも新鮮で。
暑苦しい人の群れをかきわけてやっと貴方を見つけたの。
冷たい手、貴方の体温で
みるみるうちに暖められてゆく。
星の海
天の川を泳ぎきって
星座達と遊び一緒に笑って離したりしない
貴方の腕を
私の描いていたストーリーのなかに貴方は突然現われて
終わりのない物語創りだしてくれてる。
空っぽだった私を貴方の優しさで溢れるぐらいいっぱいにして
醜い目、貴方の微笑みでみるみるうちに溶かされていく。
星の海
天の川でじゃれ合って
流れ星に一緒に乗って
忘れたいしない
貴方のぬくもりを。
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木枯らしが冷たく私の身体(からだ)を突き抜ける
痛いぐらい貴方の事知りすぎて
立ち直れぬぐらい貴方に迷い込み
光の海でなぐさめてもらったけど
痛みが大きすぎてなかなか笑えないよ。
それでも、笑うの。
無我夢中に笑うの。
そして、強くなるの。
どんな風が吹いたって
倒れない私になるの。
枯葉が落ちゆくなか貴方の事
想い苦しんで
悲しいぐらい貴方の笑顔はズルくて
淋しいほど貴方は優しくて美しいメロディーで
なぐさめてもらったけど
悲しみが大きすぎてなかなか笑えないよ。
それでも、笑うの。
無我夢中に笑うの。
そして、優しくなるの。
どんなに悔しくたって
泣かない私になるの。
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ありがとう。
本当に心からありがとう。
「ありがとう」って簡単に言えるけど
「ありがとう」って言葉
本当はもっと重くてすごい大きな言葉なんじゃないのかな。
笑顔で「ありがとう」って言える私達
とっても素敵な生きものだね。
「ありがとう」に微笑みそえて。
笑顔で「ありがとう」って言われる人になろう。
そう言われただけで心に小さくて可愛い花が咲いたみたいだね。
君は汚い人間なんかじゃないよ。
素直な気持ちの「ありがとう」が正直にでてきている。
とんがっている唇から「ありがとう」
素直に言ってみよ?
ほら、君の口元
優しく開いたよ。
小さくて可愛い花のつぼみがそっと、
咲き開いたように。
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気付いてもらいたくて
何度も声をだした
気付いてもらいたくて
何度も立ち上がろうとした
全てが醜くて
全てがこわくて
壊れそうな身体はみるみるうちに
崩れていった。
優しさという逃げ場に安心し
卑怯な真似までした
本当の自分の心ぶつけてみたかった
本当の私を見てほしかった
嘘の言葉で私を泣かせて
嘘の瞳で私をみて
真実など今の私にはもったいない
お願い
憂欝な日々が
過ぎていくなかで
呼吸をやめない私
本当の瞳で見てみたかった本当の私を見てほしかった
真実の美しさを
私に教えて
真実という光を
私に見させて
嘘の言葉で私を泣かせて
嘘の瞳で私をみて
真実など今の私にはもったいない
お願い
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愛してると言われても
不安は消えない。
不安が消えた時
きっとこの恋は錆だらけ。
恋愛ってそぉゆうもの?
恋は楽しくて、心が暖かくて、愛しくて
愛は苦しくて、悲しくて、疑いで心休まる時なくて
恋愛ってそぉゆうもの。
ゲーム感覚で始めた私。
みごとにはまり、藻掻いています。
はじめからこんなゲームに手をだすんじゃなかった。
ゲームオーバー
その時リセットの仕方、
ちゃんと覚えているかしら。
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どうか消えて下さい。
貴方がいるとこの恋、どうもうまく進まないのです。
どうか消えて下さい。
貴方がいるとこの心、とても醜い色に染まってしまうのです。
消えてよ
消えて。
邪魔なの。
うまくいかないの。
消えてよ
消えて。
どうか消して下さい。
この醜い心の持ち主。
神様
貴方に人を消し去る力がおありならば
どうか、この私を誰よりも先にお消し下さい。
消えてよ
消えて。
この私。
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走り去ってゆく後ろ姿
「追いかけてきて」と言ってくれても
この足が許してくれない。
瞼を閉じて、ゆっくり耳を澄ます
聞こえてくるのは絶望という悲しき泣き声。
その涙を拭ってやれるのは
その震えた肩を抱いてやれるのは…。
君が崩れ落ちる前に
君が粉々になってしまうまえに
けれど僕の腕はどんどん腐ってゆく。
君にとって必要なのは僕の腕じゃない。
君にとって必要なのは僕という存在じゃない。
逃げ去ってゆく後ろ姿
「助けて」と言ってくれても
この手が許してくれない。
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悲しいと涙を流し
涙が乾いたら
新しい自分に生まれ変わってて
今までこうしてなんとかやってきた。
無駄に涙を使ってきたから
本当に泣きたい夜、
不思議と涙がでてこない。
本当に泣きたい夜、
涙が私を許してくれない。
新しい私は簡単に生まれてきてくれない。
それでもなんとかしてやっていかなきゃ。
自分の力でなんとかやっていかなきゃ。
だって生まれてきたんだもの。
生きていかなくちゃ。
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どうしてこうも嘘は簡単に
溢れてくるのだろう。
愛しているだの、
信じているだの…
耳をこの手で剥ぎ取ってしまいたい。
どうしてこうも嘘は簡単に
溢れてくるのだろう。
嘘なんてつかないよ、
信じてよ…
口をこの手で剥ぎ取ってしまいたい。