詩人:蛍 | [投票][編集] |
どんなに走ったって、貴方に追いつけやしない事わかってるの。
カランコロン、空き缶蹴っ飛ばして歩く帰り道。
小っちゃな星達、気付かないうちに空に顔だしてた。
「一人で生きていけるもん。」
精一杯の強がり。
「そんなに弱くないもん。」
ニセモノのプライド。
「嫌いだよ。」
また嘘ついちゃってる。
嘘のかたまり、大っきい大っきいかたまり
どんどん転がして
どんどん大きくなって。
「もう泣かないもん。」
言ってるそばからポロポロ流し
「大丈夫だから。」
顔見て言えないあたし。
大っきな太陽さん
気付かないうちにあたし照らしてた。
空き缶勢いよく蹴っ飛ばして、貴方の頭にコツンとあたったらこっち向いて?
「幸せになってやる。」
生意気に言ってみせるから。
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結びあってた手と手
今離れ
見つめあってた目と目
そらし合う。
右、左、別々の道へと足踏みいれる。
刻は経ち、慣れた孤独、街に独り
桜の季節、やわらかい風に吹かれそっと想う。
思い出過り、未練抱きはじめる。
今さらとわかっていながらも独り、
花曇りの空見上げ
貴方のぬくもり もう一度掌 合わせ 乞い願う。
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大丈夫
貴方の道はちゃんとある。
ゴールまであきらめずに進んで。
明かりがないから進めない?
自分で灯せばいい。
火がないから灯せない?
何かに夢中になって心を燃やせばいい。
こわくて進めない?
誰かと手を結び共に歩けばいい。
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「あーーー!」
と叫んだら落ちつくんだよ。
ずーっと心の奥にしまっておいたら
自分が崩れてゆくよ。
大声で叫んだら
嫌な事、忘れてゆくよ。
黙っていたら
自分が自分でなくなってしまうよ。
いいの?
そんな自分で…
「バカヤロォー!」
スッキリした?
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僕は悪魔だ!
近寄るな!
近寄るなって言っただろ!聞こえないのか!
そんなに無理しなくていいんだよ。
君の事誰もわかってくれないなんて思わないでよ…。
もう帰ろ。
夕日のでる日曜日
僕と悪魔は手をつないで
どこまでも…
誰もいない丘で
二人、笑いあいました。
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オレンジ色の太陽が
私を照らす。
まるで私に、「勇気をだせ。」と言ってるように。
私は猫。
名もつけられていない
ただの猫。
でも私にだって友達がいます。
いつも黙ってるけど、
熱い眼差しで私を見つめてくれます。
勇気をくれます。
優しさをくれます。
初めて私に、
笑顔を教えてくれました。
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君は一人じゃない。
僕達がついている。
君は一人じゃない。
だから泣かないで。
僕には君の心が読めないから、何もわからないけど
きっと、淋しいんだよね。
思い通りにいかない人生にイライラしないで。
君の花が枯れてゆくから。今、頑張ってつぼみから花へと変わってゆくから。
君のその花枯らさないで。
僕はまだつぼみだけど
必ず綺麗な花を咲かせるよ
つぼみから花へと変わる瞬間、
君は 今 何をしてる?
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ちょっと外へとでかけた。自分を探しに…
あの子の「真似」しなくていいんだよ。
あの子と一緒にしなくていいんだよ。
今から自分をつくろうか。
自分にないものなら探せばいい。
見つからないものならつくればいい。
自分をつくって磨けばいいさ。
いつかきっと、
今が楽しいと思えるから…
「みつけた…みつけたよ」