涙がとまらぬ夜はそっと、君のこと想う。優しい香りのする君は僕のそばを離れず何も言わず静かにそっと見守ってくれる。優しい音色…風鈴の音が僕を包み込む。風も吹いていないのに風鈴は鳴り続ける。静寂さにあふれる夜君にこの音色が届くよう風鈴は鳴り続ける。
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