詩人:蛍 | [投票][編集] |
一歩ずつ、一歩ずつ
君に近づいて
やっとここまでやってきた。
私の足は思ったより強くて
転んでは擦り傷だらけの足
それでも不思議と前へ進んだ。
自分のペースが乱れぬよう
光を見失わぬよう。
引き返そうと後ろ振り返っても
残酷なことに道は残っておらず
君の背中がただ小さくなるだけで。
持ってゆきたいものは沢山あったけど
いつか君と手を繋ぎたいから
何も持ってこなかったよ。
いつか君の隣を歩きたいから
怖いけど一人で来たよ。
もう信じるしかない。
もう希望を抱くしかない。
それでよかったんだ。
これがよかったんだ。
君が私の夢。
だから私は夢をあきらめず
夢に向かって突き進む。