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蛍の部屋


[67] 「君が夢」
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一歩ずつ、一歩ずつ

君に近づいて

やっとここまでやってきた。

私の足は思ったより強くて

転んでは擦り傷だらけの足

それでも不思議と前へ進んだ。

自分のペースが乱れぬよう

光を見失わぬよう。

引き返そうと後ろ振り返っても

残酷なことに道は残っておらず

君の背中がただ小さくなるだけで。

持ってゆきたいものは沢山あったけど

いつか君と手を繋ぎたいから

何も持ってこなかったよ。

いつか君の隣を歩きたいから

怖いけど一人で来たよ。

もう信じるしかない。

もう希望を抱くしかない。


それでよかったんだ。

これがよかったんだ。


君が私の夢。


だから私は夢をあきらめず

夢に向かって突き進む。

2005/07/03 (Sun)

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