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蛍の部屋


[7] 「小さな花」
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道端の横にちょこっと顔だして

小さく揺れて、
小さく輝いて。

誰が見てるわけでもない。
誰かが摘んでくれるわけでもない。

それでも、自分の一生に後悔しないように

一生懸命、地面に根はって

強い雨が降ったって文句一つ言わず、

まるで潤してくれてありがとうと言ってるように滴落として。

激しい風が吹いたって文句一つ言わず、

まるで私の香りを届けてくれてありがとうと言っているように、そよそよ吹かれて。

小さきものほど大きい心を持っていて

弱きものほど強くなれる力持っている。

努力するものほど幸福訪れる。

2005/02/02 (Wed)

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