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包丁一本の部屋


[25] 視野
詩人:包丁一本 [投票][得票][編集]

親は守ろうとする
我が子を 命をとして
ただ それは情報 知識
実際に目にする事 叶わぬ

すべからく
人事が起こり次
そしてまた次へと流るる
小川ですら
ひととき 波の立つものを

怒りを知らず
畏れも知らず
ただ眼において虚弱な視野
誰か
見守ってくれたろうか
救いはあったろうか

静かにしなくてはならない
それがルール
私は
私は息さえも止めてしまいたかった


2008/07/31 (Thu)

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