自転車、の後ろで君の温度 抱きしめたらその優しさが心拍数 跳ね上げ信号で止まる、たびになぜか泣きたくなったアスファルトに映る二つの影を近づけたくてそっと顔を 傾けたら頬がシャツに、触れる。向かい風見慣れた町並みすべてが 息を止めた。風になる、今夜この溢れそうな気持ちを余裕の笑顔でかわすそんな君を、それでも君を、この瞬間だけは背中に、あたしを感じていて。風になる、今夜
[前頁] [minの部屋] [次頁]