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minの部屋


[1] かえりみち
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自転車、の後ろで
君の温度 抱きしめたら
その優しさが
心拍数 跳ね上げ
信号で止まる、たびに
なぜか泣きたくなった

アスファルトに映る
二つの影を近づけたくて
そっと顔を 傾けたら
頬がシャツに、触れる。
向かい風
見慣れた町並み
すべてが 息を止めた。
風になる、今夜

この溢れそうな気持ちを
余裕の笑顔でかわす
そんな君を、
それでも君を、

この瞬間だけは
背中に、あたしを
感じていて。

風になる、今夜

2006/10/18 (Wed)

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