優しさなのだろうかつんとした香りの、視線泣きすがる母謝る父誇らしさではない優しい香りの花々、しかし誰も愛でようとはしない誰も、その花の名前など知らない何故、夜が明けるのか何故、、朝という希望が来るのか静寂に包まれてなお、答えは定まらない静寂に包まれてなお、得ることも出来ない真夜中の国道テールランプの波水のような不確かな世界の中で繋がり、包まれているというたしかな優しさ
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