ビー玉が、狭い路地の裏を転がっていって追い掛けた矢先、君に出会った燻らせた煙草の煙が僕らを別つので靴先でもみ消した虹の到来と一緒に、良い香りが風に乗っていたもしも世界が雨で溢れていたなら僕はきっと、照れ臭そうに君に寄り添おうとしただろう手のひら、二人分人が誰かと繋がるには、それくらいが丁度良いんだなるかみのすこしとよみてさしくもりあめもふらぬかきみをとどめんなんてななんてな
[前頁] [たかし ふゆの部屋] [次頁]