遠くシナモンロールの香りが漂う浜辺でバラバラになっていた景色を心に刷り込もうとして上手く行かずに、波の音を聴いている不完全な円を描き続けて僕らの色はボヤけていつの間にか混ざりあっている事故のように騒然と鳴り続ける無名の音楽未だ鳴りやまない誰かの言葉この世の全てをわかち合う、赤紫の僕ら感じる時は、いつも、となり
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