詩人:メノ | [投票][得票][編集] |
わたしは終末の恐ろしく青い空を眺めていました
世界はもうそろそろ終わるようです
何もする気が起きなくて
する力も残ってはいません
だから砂漠に寝そべったの
青の空
赤の砂
白の雲
黒の髪
全てが終末に相応しい美しさだったから
世界は美しかったのです
お別れの挨拶をしに
わたしは砂漠に寝そべったの
…
…
違う
違う
違うんだ!!
お別れの挨拶をしに来たんじゃなかったの!
世界の終末を待っているんじゃないの!
生きたいの!!!
だからわたしは砂漠に寝そべったの
青の海
赤の薔薇
白の波
黒の瞳
全てが再生に相応しい美しさだったから!
感じたかったから!
生きたかったから!
わたしは生きるの!!!