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現実的SUGILLの部屋


[130] ピンクの遺伝子
詩人:現実的SUGILL [投票][得票][編集]



うるおい不足なの、このごろ
なんだかとてもやりきれない

ひたすらにただ想っても
きみに伝わるわけもない


あきらめ顔でこっちを見ないで
ひとりぽっちの夜せつなくて

せつなすぎて泣きそうだ
ちいさな約束やぶいてすてる


甘ったるいことがしたいよ
もちろん、相手はきみじゃなきゃ!

なぜだかいつも惹かれてく
コトバにならずに、もどかしい


彼女のように美しかったなら
あの子のように笑えたなら

なんどもなんども、自分を呪った
あのにがい記憶があるかぎり。


つまんない、ばかみたい
終わんないこの三文芝居

だけどマニュアル通りに
いかないのがデフォルトだから


生きるのはちょっとメンドウだけど
女子ってかなりメンドウだけど

いつか、振り向かせたい
この眼差しであなたを撃ち抜いて


甘ったるいことがしたいよ
もっともっと、いろいろしたいよ

ひたすらにただ想っても
世界は変わるわけがない


とっておきの勇気、今こそ振り絞れ
裸足のままでダイブして

・・・振り返っちゃダメ!


マニュアル通りにいかないのが
デフォルトだから

失敗なんて。どーってことない


小指の先、見えない運命が
どこかに繋がっているの

今日もまた生きぬいて

いつか、きっと、きみと
甘ったるいことをするつもり。


とっておきの恋だから
慎重に壊れないように

いまは、やさしく温めて

2014/08/12 (Tue)

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