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現実的SUGILLの部屋


[150] 鋭意邁進
詩人:現実的SUGILL [投票][編集]


ひとつなぎの丸い器の底
赤い血をこぼせば
だれかはそれに染まる
だれかはそして傷む

銃声だって、いま
どこかでは響いている
うわごとのように
何度も同じ決意を
くりかえし、呟いた

仕方がないと言い聞かせ
心に大きな穴をあけ
夢が祈りを加速させ
それでもなお、走ってく

標識のない道だから
迷うのはみなおなじ
思いもよらぬところに
人は惹かれるものだよ

空が青いのは
憂鬱を知ったから?

臆病で小心者なふたり
手を取り合って
明日に懸けたい

空が赤いのは
恥じらいを知ったから?

今日のこの瞬間もまた
思い出の一部に
成ってゆくんだろう

貴方の知らない場所で
確かに息づいているよ

2014/09/15 (Mon)

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