詩人:現実的SUGILL | [投票][得票][編集] |
ブチ壊してほしいのだ
「接吻してほしいのだ!」
やりきれないどに
いまは
世知辛い...
だけど想う
スクリーン越しじゃなくて
もっとちゃんと
おんなじ空気が
吸いたいと。
世界を分けあいたい!
許しあって
認めあいたい!
だからこそ
あの日は
真っ赤なネイル。
口癖のどうせ、も
封印したのさ
だけどね
ゆれる。
また揺れて
ふりだしに戻ってく
生きているとね
世界に酔うよね
意味もないのに
かなしく
なるよね
どうしてか
気怠い悪夢...
昨夜の月は
酷く美しくて
貴方も苛立っていたから
怖れを
言葉に
できなかったんだ
どうしても
刺々の予知夢...
繋いだミサンガ
切れるまで
革命と名付けて
いまを唄うよ
この痛みも
いつかは
恋しくなるはずさ
本当は
大事なことなんて
何ひとつ
何ひとつ...
本当に
大事なことなんて
愛ひとつ
愛ひとつ...
目を開けてみようか
怖れる必要はないよ
夢しか
持っていないけど
いまはそれで十分だよ
[前頁] [現実的SUGILLの部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -