詩人:現実的SUGILL | [投票][得票][編集] |
ここはシャーレの中じゃない
と、気づいたあの日から...
一人称で語れない
お説教がきらい
怠惰な夢ばかり見ても
ほんとはまだ
許されてたいけど。
甘いのは
他人にも自分にも?
ひとりでに傷ついちゃうんだ
ひたすら考えて
問答、明け暮れて
朝になればどうせ
ぜんぶ忘れる
誰かの実験
なんかじゃなくて
わたしは献体
なんかじゃなくて
いま、確かに
生きているようだ。
目の前には
「せかい」と呼ばれるもの
微熱ぎみな視界
どの角度から
確認しても
なにかは欠けてしまう
残酷で。現実に忠実な。
仮想空間さえ
リアリティ重視
画面のなかだけで
ソレは満たされて
フレンズリストに
友達はいない
だけど、遮るものは
なにもかも
じぶんが作った
壊すことだって
望めば
できるはずなの
大切なのは意思
しあわせだと思える瞬間を
あともうすこし
増やせたら。。。
鏡越しに出逢う
寝起きフェイス
ぴしゃりと叩いて
腫れぼったいまぶたに
昨夜の悲壮感
まだ後悔、滲んで
引きずって
ほんとはぜんぜん
うまくやれないけど。
背伸びして気取れば
アンニュイ・モード
わたしはだれ
わたしはどれ?
ひたすら考えて
問答、明け暮れて
朝になればきっと
どうでもよくなる
多勢に無勢
おなじ一瞬なら
ハッピーのほう
まだまだ酔えるはず
もっと、熟したい
現状の青さも貫き通すだけ
困ったときは
はにかんで。
「ノーコメント」でやり過ごす!
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