詩人:現実的SUGILL | [投票][得票][編集] |
多様化した価値観と
腐るほどに有り余る選択肢、、、
偏食家時代がやってきた!
ある日の孤独な夜の宴
ないものばかり映して
痛かったんだよ、ずっと
心は凍死寸前
全てを解放してしまおう
開け放たれた窓から
どこまでも澄んだ夜風が
この胸通り抜けて
明日の空まで
未来の先まで吹いてゆくはず
その吐息に乗って
ぼくは渡り鳥のように
遠い遠いとおくへと
新しい世界を
見つけにゆこうか
知らない誰かに
逢ってみようか
偏食家はかなり損してる
食わず嫌いは
勿体ないね
守るつもりもない約束は
しない主義だから
正面切って堂々と
潔い生き方で!
さようなら、なんて
あえて言わない主義だから
最後の一瞬まで
カッコつけさせてね
アスファルト蹴って
ぐいと離陸してみせよう
ぼくはぼくの美学を
大切にするんだ
アルカリの土に埋もれ
真っ赤に染まった
ちいさな紫陽花の花も
きっとたぶん
いつかまた
青くもなるんだろう
この世界に根を張って
ぼくらは生きていて
生きてゆくのに変化は必要で
変化のためには
犠牲にするものもある
傷つきたくなくて
生を手放そうとした
ある日の孤独な夜の宴
憂鬱の波を乗りこなし
そしてまた朝は来るよ
だから。
カッコつけさせてね
カッコつけてね!
キメ顔じゃなくて
ありのままの生き方で
心構え次第でもっと
真剣に向かい合えるなら
様にならなくてもいい
こじつけでもいい
きみもきみだけの
それなりな理由、探せばいい
憂鬱の波を乗りこなし
そしてまた朝はくるよ
何度でも何度でも
朝はやってくるんだよ
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