詩人:現実的SUGILL | [投票][得票][編集] |
夢追い人の孤独
解るわけもなかった
だって君は君だし
わたしはわたし。
だから
今さらだけど
教えてよ
隠れてこっそり
泣いていた日の話を
聞かせてよ
甘いゆめも
苦いウソも
小指ひとつぶんの
秘密も
意味なんて
たぶん
なかったのかも
だけどわたしは
自分が特別だと
思いたかった
好きな気持ちは
ずっと
変わらないのに
守ろうとすればするほど
傷つけて壊して
二人の距離感も
タイミングも
意識すればするほど
わからなくなる
身動きとれない
元には戻れない
でもね。こわくて進めない
行き詰ったまんま
ぐしゃぐしゃになって
無関心を装うように
静かな暗い朝に
空だけが泣いていた
わたしはその雨に
ただ打たれて
いっそずっと
乾かないでいたい
って思った
君の孤独はわからない
でも知らないフリなんて
やっぱりできないよ
恋ときどき雨、のち愛、。
信じちゃだめかな
特別な恋だって
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